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Googleの「Opal」を使って歌詞生成アプリを作ってみた

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はじめに

2025年10月9日、Googleの新しいAIツール「Opal(オパール)」が、ついに日本でも正式に使えるようになりましたね!

Opalは、プログラミングの知識がなくても、生成AI(GeminiImagenなど)をブラウザ上でドラッグ&ドロップで繋ぎ、簡単なプロンプトを入力するだけで、独自のアプリを構築することができます。

日本で使えるようになったのは知っていましたが、まだ試せていなかったので、今回は、『テーマを入れると歌詞・タイトル・アート画像を全部作ってくれるアプリ』 をサクッと作ってみることにしました!

作成手順

下記にアクセスして右上のボタンからログインする。

opal1.png

ログイン後に、Create New からアプリを作成します。

opal2.png

左上の赤枠からアプリのタイトルが設定できるので、今回は、歌詞生成アプリと入力します。

opal3.png

また、画面上部にドラック&ドロップできるStepが用意されているので、まずはUser Inputを画面上に挿入します。

  • ステップ
    • User Input
      • ユーザーに入力を促す
    • Generate
      • 生成AIでテキストや画像などを作成する
    • Output
      • 作成したものを画面上に表示したりする

ステップ追加作業も画面下部の入力窓にやりたいことを記載することで、良しなに作成してくれますが、今回はステップを選びつつ構築していく方法で進めます。

opal4.png

表示されたUser Inputを選択して、右の画面にて、タイトルとメッセージを入力します。
今回はテーマ入力作成したい歌詞のテーマを入力してくださいとしました。

opal5.png

次に、歌詞生成を担うタスクを作成していきます。
上のSTEPからGenerateを挿入して、User Input ( テーマ入力 ) の赤枠にある丸いアイコンからGenerateを繋いであげます。

これは入力された歌詞のテーマを受け渡す必要があるために必要な作業となります。

opal6.png

Generateにはタイトルと、実際に生成AIに対してのプロンプトを入力します。

プロンプト
与えられたテーマから日本語の歌詞を生成してください
また各セクションがわかるようにしてください

# 作成について
- 最低限2番まで作成してください
- 英語の歌詞も1割程度まぜてください

# 各セクション
- [Verse]
- [Pre-Chorus]   
- [Chorus]
- [Bridge]

※サクッと作ることを重視しているため、プロンプトは最低限しか入力していません。

opal7.png

次は、生成された歌詞からタイトルを作成したいので、新しいGenerateを挿入して、歌詞生成と繋げます。その後にタイトルとプロンプトを入力します。

プロンプト
作成したい歌詞のテーマを入力してください。

opal8.png

次は、生成された歌詞からアート画像を作成したいので、新しいGenerateを挿入して、歌詞生成と繋げます。
その後にタイトルとプロンプトを入力します。

今回は、画像の生成になるので、モデルを Imagen4 に変更してください。

プロンプト
歌詞からアート画像を作成してください。

opal9.png

最後に、今までに作成した歌詞・タイトル・アート画像を成果物として表示したりDLできるようにするためにOutputを挿入し、これまでに作成したすべてのGenerate ( 歌詞生成・タイトル生成・アート画像生成 ) をOutputと繋げます。

表示方法を、Manual layout から Webpage with auto-layout にしておくことで、AIがいい感じに見た目を整えて出力してくれます。

opal10.png

出来たもの

上部のタブをAppに切り替えることで、作成したアプリを試すことが出来ます。

opal11.png

試しに、サックスというテーマを入力したみた結果がこちらになります。

opal12.png
opal13.png

ちゃんと、タイトル・アート画像・歌詞が表示されていますね。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回、作成にかかった時間は1時間もかかっていないと思いますが、それなりに実用的なAIアプリが完成しました。

今回はサクッと作ることを重視したため、各Generateステップのプロンプトは簡素にしましたが、もう少し丁寧な指示を与えれば、さらにクオリティの高いアプリが作れるはずです。

また、Opalはテキストファイルや画像などのアセットをアップロードし、AIに参考データとして渡すことも可能です。複雑な処理やオリジナリティを出すために、ぜひ試してみてください。

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