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Unreal Engine DMXとQLC+でバーチャルライブの照明を作る (超入門)

Last updated at Posted at 2025-12-07

概要

  • バーチャルライブで照明作ろうとしたけど、なんもわからん人を対象にしています。
  • 照明組める人は対象としていません。
  • 照明を作成してQLC+と連携するところまでやります。
  • QLC+自体の使い方は含まれません。

前書き

バーチャルライブを作ろうとしている皆さんこんばんは。

おそらくこの記事をちゃんと読んでいる皆さんは

  1. なんかそれらしいサンプルを開いて、
    image.png

  2. Play押したらいい感じで動いて
    image.png

  3. パラメーターを変えても想定通りに動かず
    image.png

  4. 照明にDMXコンポーネントとかいう奴らが付いているが何ものかわからず
    GPKBHm3bkAA2pOp.png

  5. うーんわからん!」ってなっている

感じなんじゃないかと思います。

DMXについて

誰なのか

突然当たり前のような顔して「DMX」とかいう奴が出てきて「誰やねん」と思いませんでしたか?
UE、プログラミング、CGあたりの人からすると面識がないですが「照明の通信規格」として一般的なものです。

image.png
https://www.soundhouse.co.jp/howto/light/dmx/?srsltid=AfmBOop_pzZay19_L1XP3zZQTblZEuZMDoYTuwiE06UZz5Eq2ExC7Vib

何をしてるのか

ざっくりいうと

  • 値を大量に突っ込んでまとめて送る
  • どこの値がどの照明に対応するかは事前に決められる
  • 各照明のパラメーターをまとめて割り当てられる

仕組みになってます。
現場によって照明の数や配置も違うので、その辺が柔軟に出来るよう疎結合になってるんですね。

image2.png

この辺について詳しく知りたければUEについてより、照明について調べると色々出てきます。

Unreal Engineではどうなのか

UnrealEngineのDMXも現実の照明と同じ仕組みで動くようになっています。

わざわざローカルネットワークを経由して信号を送っていることは気づいたでしょうか。
「直接動かせばよくない?????」とか思いませんでしたか?

実際の照明の運用に合わせています。

何がうれしいか

実際の照明と同じ仕組みで動いているので
バーチャルライブをリアルライブと同じようなオペレーションで行うことが出来ます。

またリアルの照明にバーチャル側の照明を一致させれば、同じ卓からそれぞれを同時に動かすことが出来ます。

配信込みのVTuber現地ライブは、リアルの照明とバーチャルの照明に同時にDMXを送ってるとおもいます(おそらく)。

image.png

実装方法

先駆者が沢山いるので細かい解説はそちらに任せます。

作成から配置まで

先駆者に説明を丸投げしてしまいますが、
これの最初~2/3辺りまでを真似すると簡単な照明を作成、配置してコントロールするところまでできます。

image.png

Pyroとかやるならこの辺が参考になります

ハマりポイント

サンプルにもある通り、シーケンサーにDMXライブラリを追加すると、シーケンサーから信号を送ることが出来ます。
ただし、キーフレームの上を通った瞬間に信号が送られており、通常のシーケンサーのように毎フレームアップデートされているわけではないので注意が必要です。

image.png

サンプル起動した瞬間から何故か動かない時があります。
プロジェクト設定から、入力ポートと出力ポートが設定されているか確認してください。

GWZYQLLXEAAKgqE.png

QLC+連携

照明用ソフトと連携して、そちらから送るようにした方が複雑な照明は作りやすいです。

シーケンサーで録画するときはシーケンサーで作ってしまった方が楽だったりもしますが、そこはケースバイケースで。

色々あるみたいですが、今回はQLC+を使用します。

コントロールコンソールから照明が動かせる状態にまでしておくと確認が楽です。

image.png

QLC+からの連携方法はこれの後半を見るといいです。

入力ポートを確認

image.png

QLC+で同じポートに出力します。

image.png

image.png

本番モードに切り替えてから
image.png

シンプル卓で値を変えるとUEに信号が送られているかと思います。

image.png

ここまで出来たら後はQLC+でシーケンス作ってタイムライン上に置いていったりすればOKですが、その辺りはQLC+自体の使い方なのでそっちを調べてください。

その他参考にしたリンク

DMXプリビジュアライゼーションサンプル
GOrwN-_akAAPeNE.jpg

公式

色々

【UE5】激安DMXコントローラーを使ってUnrealEngineの照明を操作する

UEから実照明を動かす

UE4 DMX、QLC+連携

【UE5】独自のDMX Fixture Componentの作成

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