内容
昨年のガバメントクラウドアドベントカレンダーで、2025年11月~12月のアップデートの中からガバメントクラウドで活用できそうなものを何点かピックアップしました。
- ガバメントクラウドで役立ちそうなアップデート(ネットワーク関連)
- ガバメントクラウドで役立ちそうなアップデート(ストレージ関連)
- ガバメントクラウドで役立ちそうなアップデート(CloudWatch関連)
今回は少し区切りが悪いですが、2026年1月~2月2週目のAWSアップデートからピックアップしました。
Amazon EC2 と VPC でセキュリティグループの関連リソースを表示(2026/2/4)
特定のセキュリティグループに紐づくリソースを一元的に確認できるようになりました。マネジメントコンソールから実際に確認してみると分かりやすいと思います。まず、下記のようにセキュリティグループを一つ作成し、EC2インスタンス3台に適用してみます。
その後、セキュリティグループの「関連リソース」タブから確認すると、セキュリティグループに紐づいているリソース(EC2インスタンス3台とそれらに紐づいているENI)が表示されました。「調査対象リソース」からサポートされているリソースタイプを確認することができます。
従来、セキュリティグループがどのリソースに適用されているかを確認するのは手間がかかっていたため、このアップデートにより作業が効率化されると思います。
AWS Network Firewall が新たな値下げを発表(2026/2/6)
AWS Network Firewallに関して2つの料金改定がありました。
- NATゲートウェイ割引の拡大
AWS Network Firewallの料金ページに記載がある通り、NATゲートウェイの利用料およびデータ処理料金が免除されます。NAT ゲートウェイを作成し、AWS アカウント内のサービスチェーン内の AWS Network Firewall の隣に配置すると、標準の NAT ゲートウェイの 1 時間あたりの料金とデータ処理使用料が免除されます。これまでプライマリNetwork Firewallエンドポイントに限定されていた割引が、セカンダリエンドポイントにも適用されるようになりました。
- Advanced Inspection(TLSインスペクション)の割引
こちらの機能利用時には、時間当たりの料金とデータ処理料金がかかっていましたが、データ処理料金が無料になりました。AWS Network FirewallとNAT Gatewayは利用料金が高額なため、今回の料金改定は嬉しいアップデートですね。
AWS CloudWatchアラームミュートルールでアラート疲れを解消(2026/2/10)
下記のイメージの通りです。
CloudWatchアラームで特定のアクションを指定している場合、これまでもアクションの有効化・無効化を行うことはできました。
今回のアップデートでスケジュールを使用した無効化が可能となりました。これにより、メンテナンス作業や定期処理など、あらかじめ無効化のスケジュールを設定しておくことで、アラートの静観設定を行うことが可能です。下記のように1回限りまたは定期的なスケジュールを設定し、無効化するアラームを複数選択することができます。
不要なアラートが増加すると、本来対応すべきアラートが埋もれてしまう可能性があるため、積極的に活用したい機能です。
AWS Backup は、論理的にエアギャップされたボールトにクロスリージョンデータベーススナップショットコピーを追加します(2026/2/12)
論理エアギャップボールトとは、こちらの記事にも記載しましたが、セキュリティ機能が強化されたバックアップボールトで、以下の特徴があります。
- AWS所有キーで暗号化
- AWS Backup Vault Lockのコンプライアンスモードが備わっている
- AWS RAMと統合し、他アカウントと論理エアギャップボールトを共有可能
データベースのスナップショットを他のリージョンの論理エアギャップボールトにコピーする場合、これまでは通常のバックアップボールトを経由してからコピー先にコピーする、という2段階のステップを踏む必要がありました。
今回のアップデートで、下記のようにコピー先の論理エアギャップボールトに直接1回でコピーすることが可能となりました。
ランサムウェア対策の一つとして堅牢な機能を備える論理エアギャップボールトは、今後使用される機会も増えていくと思います。







