SD-WANでAggregation
「その3」の続き。SD-WANにて、複数WAN回線を束ねて、帯域を増やすことが目的。
ネットワーク
構成的には、「その3」と同じである。ただし、ここでは、末端のPCが同一ネットワークセグメントに属している。
Fortigate間の2つのWAN(10.1.1.0/24と10.1.2.0/24)を束ねて、帯域を増やす。ここでは、両端のPCは同じネットワークセグメントに属しているため、VXLANを利用。VXLAN設定については、「その1」および「その2」を参照。
設定
基本的な設定は「その3」、ループバックやVXLANについては「その2」を参照。ここでは特徴的なところのみ記載。
IPsec
IPsecトンネル作成時、アグリゲートメンバーを有効化する。
トンネル作成後、IPsecアグリゲートを作成。
名前(ここでは”AGG”)を入力し、アグリゲートメンバーとして、作成したトンネルを選択する。
アルゴリズムは、通常、重み付けラウンドロビンを選択するようだ。作成後は下記となる。
SD-WAN
SD-WANインターフェースとして、作成したIPsecアグリゲート(ここでは”AGG”)を選択する。
SD-WANルールのインターフェースリファレンスも、作成したIPsecアグリゲート(ここでは”AGG”)を選択する。
作成した様子。
Static Route
対向機ループバックへのスタティックルートは、作成したSD-WANを選択。ここは「その2」や「その3」を参照。
Firewall
ここは「その2」参照。
ループバック”Lo”、ソフトウェアスイッチ”local”(VXLANが含まれる)、SDWANゾーンをインターフェースとして、双方向の通信を許可する。
確認
SD-WAN確立後の様子を記載。
IPsecトンネル
ネットワークインターフェース
SD-WAN
アグリゲート
iperfを両端のPCで動作させたときの状況。
これだけだとわかりにくいが、2つのWAN回線を利用して、データを送っている。
EOF