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icsファイルの仕様について調べてみた

Last updated at Posted at 2020-01-20

はじめに

携わった案件で、 icsファイル の内容を解析・読取る必要があり、
仕様について調べたため、個人のメモも兼ねて、覚書としてまとめていきたいと思います!

参考サイト

RFC-2445
iCalendar仕様
iCalendar - Wikipedia

icsファイルとは

iCalendar と呼ばれるスケジュールの標準フォーマットを表すファイルです。
MIMEタイプは text/calendar 、文字コードはデフォルトで utf-8 が使用されます。

中身はプレーンテキストなので、普通にテキストエディタで開いて、フォーマットに沿った形で記述することができます!
OSによって挙動は変わりますが、作成したファイルを開くと、標準のカレンダーアプリに内容が反映されます。

構文について

icsファイルの具体的な構文については下記のような形です。
構文は、 RFC-2445 でまとめられており、
一番シンプルなもので下記のようなものになります。

BEGIN:VCALENDAR
 VERSION:2.0
 PRODID:-//hacksw/handcal//NONSGML v1.0//EN
 BEGIN:VEVENT
  DTSTART:19970714T170000Z
  DTEND:19970715T035959Z
  SUMMARY:Bastille Day Party
 END:VEVENT
END:VCALENDAR

それぞれの行の詳細について触れていきます。

BEGIN, END

例:
 BEGIN:VCALENDAR
 END:VCALENDAR

開始タグの意味合いで BEGIN 、終了タグの意味合いで END が使用されているようです。
VCALENDAR 等のコンポーネントは、必ずこちらを開始/終了のタグとして扱います。

VERSION

例:
 VERSION:2.0

これは該当.ics形式のバージョンを示しています。
RFC-2445で規定されているのは2.0で、恐らくそのままで大丈夫です。

PRODID

例:
 PRODID:-//hacksw/handcal//NONSGML v1.0//EN

ファイルの作成者を表す情報です。
必須項目にはなりますが、特に決まったフォーマットはないみたいです。

VEVENT

例:
 BEGIN:VEVENT
 END:VEVENT

この部分が具体的なイベントを表すタグになります。
VCALENDAR と同様、開始タグの意味合いで BEGIN 、終了タグの意味合いで END が使用されます。

DTSTART

例:
 DTSTART:19970714T170000Z

イベントの開始日時です。
定期的なイベントの場合は、最初のイベント分の開始日時になります。

DTEND

例:
 DTEND:19970715T035959Z

イベントの終了日時です。
定期的なイベントの場合は、最初の分の終了日時になります。

SUMMARY

例:
 SUMMARY:Bastille Day Party

イベントの件名、見出しに相当するものです。

まとめ

上記までの内容が一番シンプルな構成の icsファイル になります。
RFC-2445 を確認すると、
まだまだ色んなオプションがありそうなので、そちらは別途当記事・または別記事としてまとめていきたいと思います。
凄くシンプルな内容となってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました!

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