Pybricksとは
Pybricksは、マイコン内蔵のLEGOブロックとそれに繋がるモーターやセンサー類を MicroPython で制御するための環境です。
最初は LEGO Mindstorms EV3 で動く debian であるev3devで動く MicroPython として LEGO 公式としてリリースされました。マイコン用というよりは、むしろ Unix 版が乗っかっている感じです。
その後、Pybricks コミュニティでは他の STM32 マイコン内蔵で OS レスのブロック用に MicroPython 移植を進め、今では次のものがサポートされています。
- LEGO Boost シリーズ
- LEGO CITY シリーズ Powered Up 搭載もの
- LEGO Technic シリーズ Control+ 搭載もの
- LEGO MINDSTORMS Robot Inventor
- LEGO Spike プライム
- LEGO Spike ベーシック
開発環境
Pybricks では感発環境として Web ブラウザ上で動作する Pybricks Codeを提供しています。
ファームウェアのインストール、スクリプト作成、スクリプトの転送、REPL はすべてこの環境で行えます。ファームウェアのインストール、スクリプトの転送、REPL接続はWeb ブラウザの WebBluetooth を使って BLE 経由で行われます。
ドキュメントもこの環境から参照できます。
※ ドキュメントの私家版和訳もあります。
プログラミング可能な LEGO ブロック
次回、Pybricks でプログラミング可能なLEGOブロックとそのスペックについて紹介します。