概要
Cドライブの空き容量を調査していたところ、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\DriveFS が約13GBまで肥大化していることに気付いた。
調査を進めると、容量の大半を占めていたのは metadata_sqlite_db で、そのサイズは約12GBだった。
Google Drive for desktop を終了した状態でこのデータベースを退避し、再起動して再生成したところ正常に復旧したため、その調査内容と対処手順を整理する。
背景
Cドライブの空き容量が少なくなってきたため、どのフォルダーが容量を消費しているのか調査した。
当初は C:\Windows\Installer\$PatchCache$ の削除も検討したが、これは Windows Installer が利用するキャッシュであり、通常は削除しないほうが安全と判断した。
その後、C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Google\DriveFS が約13GBあることが分かり、さらに調査すると、そのうち約12GBを metadata_sqlite_db が占めていることを確認した。
問題
PowerShellでGoogle配下のフォルダー容量を確認したところ、DriveFSだけが突出して容量を消費していた。
| フォルダー | 容量 |
|---|---|
| DriveFS | 13.05 GB |
| Chrome | 5.04 GB |
| Chrome Beta | 0.17 GB |
さらにDriveFS配下を確認すると、容量のほとんどが metadata_sqlite_db によるものだった。
DriveFS
13.05 GB
└─ metadata_sqlite_db
12.27 GB
つまり、DriveFS全体約13GBのうち、約12GBをSQLiteのメタデータデータベースが占有している状態だった。
調査内容
調査1:Googleフォルダー配下の容量を確認する
まず、Google関連フォルダーの容量を一覧で確認した。
Get-ChildItem "$env:LOCALAPPDATA\Google" -Directory |
ForEach-Object {
$size = (
Get-ChildItem $_.FullName -Recurse -Force -File -ErrorAction SilentlyContinue |
Measure-Object Length -Sum
).Sum
[PSCustomObject]@{
Folder = $_.Name
SizeGB = [math]::Round($size / 1GB, 2)
}
} | Sort-Object SizeGB -Descending
この結果から、DriveFSだけが大きく容量を消費していることを確認できた。
調査2:DriveFS配下を確認する
DriveFSの内部を確認すると、"metadata_sqlite_db" が約12GBまで肥大化していた。
DriveFS
13.05 GB
└─ metadata_sqlite_db
12.27 GB
DriveFS全体の容量の約94%を、このSQLiteデータベースが占めていた。
調査3:類似事例を確認する
Web上では、DriveFSが数十GB〜数百GBまで肥大化する事例や、キャッシュが異常に増加する事例は複数報告されていた。
また、"metadata_sqlite_db" がGoogle Driveのメタデータを保持するSQLiteデータベースであることも確認できた。
一方で、"metadata_sqlite_db" 単体が約12GBまで肥大化した事例は多く見つからなかった。
原因
今回確認できた事実は次のとおりである。
- DriveFS全体は約13GBだった。
- そのうち約12GBを "metadata_sqlite_db" が占めていた。
- "metadata_sqlite_db" はGoogle Driveのメタデータを保持するSQLiteデータベースである。
肥大化の原因までは特定できなかったが、容量増加の直接的な要因は "metadata_sqlite_db" であることを確認した。
解決方法
Google Drive for desktop を終了した状態で、既存のデータベースを退避した。
metadata_sqlite_db
↓
metadata_sqlite_db.old
削除ではなくリネームとしたのは、問題が発生した場合でも元に戻せるようにするためである。
その後、Google Driveを起動すると、新しいデータベースが自動生成された。
metadata_sqlite_db
4 KB
共有ドライブの表示や同期にも問題は発生しなかった。
正常に動作することを十分確認した後で、退避した "metadata_sqlite_db.old" を削除した。
結果
| 項目 | 容量・状態 |
|---|---|
| DriveFS(作業前) | 13.05 GB |
| metadata_sqlite_db(旧) | 12.27 GB |
| metadata_sqlite_db(新) | 4 KB(作成直後) |
| Google Drive | 正常起動 |
| 共有ドライブ | 正常表示 |
| 同期 | 正常継続 |
DriveFS全体で約13GB消費していた容量のうち、約12GBを占めていた "metadata_sqlite_db" を解消できた。
学んだこと
- DriveFSの容量が大きい場合は、まず内訳を確認すると原因を絞り込みやすい。
- DriveFS全体の容量と、"metadata_sqlite_db" の容量は区別して確認すると状況を把握しやすい。
- "metadata_sqlite_db" はGoogle Driveのメタデータを保持するSQLiteデータベースである。
- Google Driveを終了した状態で退避し、再起動するとデータベースが再生成される場合がある。
- 削除ではなくリネームで退避しておくと、安全に元へ戻せる。
まとめ
- Cドライブの容量不足を調査した結果、DriveFS全体が約13GBまで増加しており、そのうち約12GBを "metadata_sqlite_db" が占めていた。
- Google Driveを終了した状態でデータベースを退避し、再起動すると新しいデータベースが自動生成され、共有ドライブや同期も正常に利用できた。
- DriveFSの容量が異常に増えている場合は、フォルダー全体だけでなく、その内訳として "metadata_sqlite_db" のサイズも確認してみる価値がある。