はじめに
「シンプルにFreeRTOSを体験する」
これを目的とした記事です1。
先に書くと、とってもかんたんです!
本編
環境
-
Windows環境
Windows10 Pro 64-bitで動作確認 -
Visual C++ 2019
Microsoft Visual Studio Community 2019 Version 16.11.19 で動作確認 -
FreeRTOS 202112.00
GitHub最新版(執筆現在) -
Git for Windows
適宜。
手順
GitHubクローン
以下コマンドで、サブモジュールも含めた形でクローンします。
git clone https://github.com/FreeRTOS/FreeRTOS.git --recurse-submodules --depth 1
Windowsデモプロジェクトを開く
FreeRTOS\FreeRTOS\Demo\WIN32-MSVC-Static-Allocation-Only
2に移動、WIN32.sln
をVisual Studioで開きます。
ビルド&実行
ビルドして実行すると、以下がコンソールに出力されます。
No errors - tick count 2501 - number of tasks executing 4
No errors - tick count 5001 - number of tasks executing 4
No errors - tick count 7501 - number of tasks executing 4
No errors - tick count 10001 - number of tasks executing 4
はい、無事FreeRTOSが動作しています。目的達成です!
(軽く)解説
- タスク・キュー・セマフォ等のリソースを生成・解放するタスク
- 上記が正常動作しているかを定期的にチェックするタスク
これらのタスクが動作するデモなのであります。
main.c
のコードをグリグリと弄り回せば、様々な動作確認ができ、知見が広がると思います!
おわりに
要は
GitHubからコード取得してビルドして動かすだけ
なのですが、ネットで端的な情報が見つからなかったため、記載してみました。
多かれ少なかれ、何らかの形で、この記事が役に立てば幸いです!