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STM32CubeIDEで学ぶFreeRTOS (番外編) - Linuxコマンドライン開発をあえてやる

Last updated at Posted at 2019-07-26

ここまでの記事では、IDEをWindowsにインストールして遊んでいました。

しかし実際の開発現場では、Linuxコマンドラインでの開発が多いかなと思います。
ということで今回は以下を紹介します。

  • Ubuntu 16.04を使用
  • 最初だけIDEを使う
  • **(あえて)**ビルドはコマンドラインでやる
  • **(あえて)**F/W書き込みもコマンドラインでやる

実際のところ
IDE立ち上げてどうのこうのは、デバッグ時以外はやらない
と思うので、理に適っているかと。。。

本編

1. 準備

まず、Ubuntuはご用意ください。笑

1-1. STM32CubeIDEのインストール

以下からどうぞ。

STM32CubeIDE - Integrated Development Environment for STM32 - STMicroelectronics
https://www.st.com/ja/development-tools/stm32cubeide.html

STM32CubeIDE installation guide - User manual
https://www.st.com/content/ccc/resource/technical/document/user_manual/group1/31/8b/03/27/25/c5/4d/ae/DM00603964/files/DM00603964.pdf/jcr:content/translations/en.DM00603964.pdf

1-2. GCC ARM Toolchain / ST-Link

@fireflower0 様の記事を参考にさせていただきました。感謝。
https://qiita.com/fireflower0/items/ce6695e4f0911d3165d7

1-3. プロジェクト設定とか

前回記事までの仕込みは済んでいるものとします。
(ビルドが通らないとか、まともに動かんとかのトラブル発生時に、改めて見返すことでもOKかと)

2. やってみよう!

2-1. 仕様

仕様というより要件ですが。

  1. UARTでコマンドを受ける。デリミタは改行。
  2. "hello"コマンドで"world"を返す。
  3. 数値が入力されたら、その値でLEDのトグル時間を更新する。

2-2. 最初はIDEで開発

2-2-1. 実装

今回もuser.cを用意してあります。楽ですね。笑

使用上の注意は以下です。

  • myTask03をCode Generation - As Weakで追加する必要あり
  • (当然ですが)user.cをコピペなりダウンロードなりでIDEに取り込む

2-2-2. ビルド・動作確認

STM32CubeIDEでビルドが通ること、LEDが点滅することを確認してください。
基本的にはWindows版と同じです。こちらの記事参照。

2-3. 以降はコマンドラインで開発

いよいよ本題です!

2-3-1. ビルド

これも最初から書くのは面倒くさかろう。という親心から、スクリプトclean_build_bin.shを用意しました。
(中身はクリーンビルドし、ビルドバイナリを作成するだけ)

実行例は以下:

$ ./clean_build_bin.sh ~/workspace/STM32CubeIDE/TestRTOS/ Debug

2-3-2. 書き込み

以下を入力するだけであっさり焼けます:

$ st-flash write 190726_TestRTOS.bin 0x08000000

2-4. 改めて動作確認

以下が確認できるかと思います。

  • "hello"コマンドで"world"が返る
  • 数値入力でLED点滅間隔が変わる

私はWindows / Tera Termを使いました・・・慣れているので。

3. かんたんな解説

今回は特にありません(雑)。

おわりに

何かとCUI開発は喜ばれることが多いと思います。

しかしながら、IDEを使わないと超絶面倒くさいのは間違いないので、うまく組み合わせながら進めていきたいですね。

参考

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