130
69

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Laravel 6 が来るぞ!! & Serverless Laravel Vapor も来るぞ!!

Last updated at Posted at 2019-08-05

7月24-25日にニューヨークのタイムズスクエアにある PlayStation Theater で開催された LARACON US VII で解禁された情報になります。ロゴも刷新され、立体的になりました。

SemVer 採用

今までの Laravel は paradigm.major.minor というバージョニング戦略で、 major が破壊的変更を含むバージョンアップでした。

Laravel 6 からは セマンティックバージョニング を採用するとのことです。

つまり、 major.minor.patch というバージョニングに変わり、破壊的変更がある場合は Laravel 7 や 8 にバージョンアップされるということになりますね。

後方互換性

Laravel 4 から 5 に上がった時は paradigm shift として、「新しいディレクトリに Laravel 5 をインストールして、一つずつ移行するのが推奨」というレベルで後方互換性ガン無視の戦略でしたが、 Laravel 5.x から 6 に上げる時はそうはならないとのこと。恐らく、 5.x -> 5.y 程度、または互換性を維持したアップグレードになりそうです。

リリース時期

8月中にリリースするとのこと。

8 月 28-30 日に Laracon EU があるので、それまでにリリースされるのではないでしょうか。

新機能

Laravel 6 に新しく搭載される機能には言及がありませんでした。しかし、後述の Laravel Vapor との親和性を高めるための機能が追加されていそうです。

また、 Vue 3.0 の講演もあったので、そちらとの連携も考えられていそうな雰囲気です(Vue 3 はリリースまでまだかかりそうですが)。

Laravel Vapor

image.png

Laravel を AWS Lambda 上で動作可能にしてしまう有料ライブラリも同時に発表されました。 Taylor Otwell さんが 9 カ月 AWS のドキュメントを読み続けて出来た傑作だそうです。

今まで Lambda Serverless なアプリケーションを構築出来るライブラリは serverless frameworkZEIT Now などがありましたが、 PHP Lambda で DB + Cache + Queue + S3 と連携し完璧に動作出来るように構築出来るものは今までなかったレベルではないかとのこと。

今まで Zero Downtime デプロイを実現する Envoyer や任意の VPS に PHP Application を構築出来る Laravel Forge などの有料ライブラリがありましたが、それらをさらに洗練させた形ですね。

Lambda + RDB は TCP コネクション数問題など、既存の問題がありますが、それらをどれだけ解決し、どのレベルの規模までスケール出来るのか、気になるところです。

負荷試験?では、 5000 users with 2312 requests a second still getting 12ms request times. を達成したとのことです。

他の言語と同様、 Lambda Runtime は node.js で、そこから PHP を invoke するみたいです。 Lambda カスタムランタイムで PHP がネイティブサポートされたらそちらに移行したいとのこと。

料金は $39/month, $399/year(+ AWS コスト) だそうです。安い。


実際の Taylor Otwell さんの講演は youtube にアップロードされているので、視聴可能です


Laravel のオーナーである Taylor Otwell さんの bobblehead が作成されたみたいですw

参考資料

130
69
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
130
69

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?