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スマートスピーカーAdvent Calendar 2021

Day 14

Alexaスキルの利用データ可視化

Last updated at Posted at 2021-12-13

「データサイエンティスト(見習いレベル)」の いけうちです。

以前は、
仕事で 音声UIのアプリケーション開発をやってまして、
趣味でも スマートスピーカーのアプリ開発をしていたのですが、
最近は、
仕事の担当が(音声UIに限らない)データ収集・分析になりまして、
データサイエンティスト検定(見習いレベル)を受けたりして勉強中です(無事に合格しました)。

身近なところでデータを可視化して、データを眺める習慣をつけようと思い、
リリース済みのAlexaスキルの利用データを可視化してみました。

whiteboard_memo.png

Alexaスキル 「カスタマイズ天気予報」

まず、データ可視化をする対象のAlexaスキルの説明です(と言いつつ、スキルの宣伝です)。

Amazonのページはこちら: Alexaスキル カスタマイズ天気予報

スクリーンショット 2021-12-11 22.39.02.png

このスキルでは あなた好みに天気予報をお伝えします

Alexaに天気予報をおしえてもらうときに「もっと こうだったらいいのに」と思うことはありませんか?
・6時間ごとの降水確率を知りたい
・傘が必要かどうかだけ教えてほしい、降水確率の値はいらない
・読み上げが終わるまで時間がかかるので もっと短く簡潔に教えてほしい
などなど 理想は人それぞれですよね
このスキルは すべての理想をかなえます!

スクリーンショット 2021-12-11 23.03.17.png

ポイントは、ユーザーが自分好みにカスタマイズできることです。
スマートスピーカーのスキルで ユーザー設定を設けているものはあまりないと思うのですが、このスキルではいろいろと設定できるようにしました。

たとえば、私のカスタマイズ設定は、こちらの動画の通りです。

Alexaの「定型アクション」に設定して、毎朝7時にスマートディスプレイから自動で読み上げさせて使っています。
とても便利です!
ぜひ使ってみてください。

スキルのデータ可視化

このスキルのデータを可視化することを考えてみます。
データといっても色々ありますが、
ここでは、カスタマイズ設定値のデータを対象とします。

このスキルのアーキテクチャは下図の通りで、
カスタマイズ設定値はDynamoDBに保存されています。
スキルの実装としては、ASK SDKの永続アトリビュート(PersistentAttributes)の機能を使っています。
このDBの中身をダッシュボード化したい。
スクリーンショット 2021-12-11 23.04.51.png

ダッシュボード(BIツール)は世の中にいろんな種類がありますが、今回はGoogleのデータポータルを使います。
無料なのが嬉しい!(AWSで統一させるのが楽そうだったが、AWSのは有料でしたので見送りました)
下図のようなアーキテクチャで、
Lambdaを1日1回定期実行して、Cloud Storageにデータを転送し、それをデータポータルが再読み込みして、ダッシュボードが更新されます。
なお、データポータルの機能を使って、週に一度、自分宛てにメール配信もしています。
(メール配信しないと、ダッシュボードを見るきっかけがないので、放置していまう!)

スクリーンショット 2021-12-11 23.05.03.png

こんなダッシュボードをつくりました(抜粋):
スクリーンショット 2021-12-11 23.29.55.png

図の上側: 何%以上のときに「傘が必要です」と言うか という設定値
図の下側: 読み上げスピード
これらは特に人によって好みが分かれる項目だと思います。
空欄は何も設定していない人という意味です。残念ながら、一度起動したが、何もカスタマイズ設定をせずに二度と使わない人がほとんどです。(設定が面倒だからだと思います、これはスキル自体の課題だと認識はしているのですが・・・)

課題と今後

  • まだ とりあえず適当に可視化しただけの状態なので、このデータをもとにスキルの改善まで実施したい。
  • ユーザー数やセッション数のような利用数を直接的に確認する場合には、Alexaのdeveloper consoleの方で見ているのですが、いろいろとアレンジしたいので、このようなデータもデータポータルに取り込みたい。

おわりに

  • スマートスピーカーと直接関係のある話でなくて、期待はずれだったらスミマセンでした^^;
  • スキルのデータを可視化・分析してみたいと思っても、
    データがないと始まりませんので、それなりのユーザー利用数がないとやる気にならないという問題があります。
    今回のスキルでは、ありがたいことにそれなりにユーザーさんに使っていただけていて、ラッキーでした。
    (私のつくった他のスマートスピーカーアプリやLINEボットはほぼ利用数ゼロですが)
  • (再度宣伝)みなさんぜひAlexaスキル カスタマイズ天気予報を使ってみてください!
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