はじめに
今回は、AIツールの使用を前提とした育成方法を検討してみます。
学習したいことについてChatGPTやGeminiなどのAIツールで調べると、多くの情報を得ることができます。
ただ、あまりに多い情報(文章)なのでそれらの情報を閲覧・取捨選択して学習に使用することは負担が大きいと考えています。
なので、負担を軽減させつつ、AIの情報を主に使用した育成方法を検討していきたいと思います。
これにより、AIで取得する多くの情報を活用して、早期にスキル習得を行うことができると考えています。
AIの時代が来たことより、これから求められるスキルが違ってくるので、早期にスキル習得できるような仕組みが今後更に重要になってくると思います。
AI駆動育成
AIツールを使用して学習資料を作成し、学習者は音声を聞いたり、AIに質問、問題に回答することで理解を深めていきます。
以下のように作成→学習を行います。
① 作成
「学習スライド」と「NotebookLM勉強環境」を作成します。
学習スライドで図と音(読み上げ形式)を使って学習内容を理解します。(Googleドライブに保存)
NotebookLMで音(会話形式)とAIを活用した質問・問題回答を使って理解を深めます。
音声は「Google AI Studio」で、人間と同じような音声を作成できます。※無料
1回だと定着しにくいので、2回別の資料を使用して学習を行います。
AIを活用して作成するので資料作成負荷も少ないです。
- 学習スライド作成
- 【Gemini】:DeepResearch機能を使用して、体系的に学習したい内容を調査・レポート化する
- 【Gemini】:レポート内容をセクションごとにまとめる + スライド用の文章を作成する
- 【スライド生成AI】:セクションごとにスライドを作成 ※Gamma、Googleスライド(With Gemini)等使用
- 【音声生成AI(Google AI Studio)】:スライドの読み上げ音声を生成
- Google AI Studio: https://aistudio.google.com/generate-speech
- スライドに音声を追加する
- NotebookLM勉強環境作成
- 【Gemini】:DeepResearch機能を使用して、学習したい内容を体系的に調査・レポート化する (スライド作成時のレポート使用)
- 【NotebookLM】:レポートを追加する
- 【NotebookLM】:NotebookLMで学習内容の理解を確かめる質問を5問ぐらい作成・ドキュメント化して、NotebookLMに質問ドキュメントを追加する
② 学習
「① 作成」で作成した以下の学習資料を使用して学習を行います。
- 学習スライド With 音声
- NotebookLM勉強環境
- 学習スライドでの勉強
- Googleドライブにあるスライドをブラウザ上で開く
- 別タブで音声を再生させる
- 音声とスライドを見て学習する ※閲覧のみによる学習
- NotebookLM勉強環境での勉強
- 資料のソースガイドで要約を確認する
- 資料を要約した音声を聞くことができる。
音声は対話形式になっており、学習内容を体系的に調査した資料の内容を音声で理解する。 - 質問(5問程度)を確認して、NotebookLM内で資料の閲覧・質問しながら、自分で回答を作成して、Googleドキュメント内に用意される回答フォルダに格納する。
サンプル
学習スライド
TDDについて調査して、Gammaで作成 スライド
Gensparkの場合 ※PowerPoint出力だと少し崩れるので修正必要

NotebookLM勉強環境
DeepResearch結果資料を読み込ませて使用 資料 問題
おわりに
今回はAIを使用したスキル学習の仕組みについて考えてみました。
視覚的にわかりやすいスライドや、音声を使用することで、多くの文章を見るより学習効果は高いと思います!(生成した音声もほぼ人間と変わらない、すごい..)
AIにより、今後の育成なども大きく変わってくることが予想されます。
これまでとは違って、AIを主に活用して学習する時代が来そうです!

