私は昨年度（2023年）、社会人三年目にて半年ほどの転職活動を経て現在の会社へ入社しました。その経験で感じたことを記します。
No.１：各軸の最低許容値を決めること
まず就活における軸とは、「収入」や「勤務地」、「仕事内容」などがあります。
それらの各軸において自身が気にする軸は、どこまでなら許容できるかをまとめておくことが重要だと思いました。
以下のように私の場合の軸を挙げてみました。
| 年収 | 勤務地 | 仕事内容 | 働き方 |
|---|---|---|---|
| ○○万円以上 | 都市部 | 未来に活かせる技術 を身に着けられる |
テレワーク可 強制転勤なし |
私が転職を考えるきっかけになった理由は以下二つです。
・強制的な転勤で人生計画が崩されたくないこと。
・会社に依存せず、生きていける技術を身に着けたいこと。
そのため、転勤がないことや自身の未来でいかせる技術（AIとか）を身に着けられることが必須でした。また、最低限の年収はもちろん、都会に住んでみたいと子供の頃から思っていたため盛り込みました。
そして、決めた軸に合致する会社を端からピックアップして応募していました。もし合致する会社がなければ、どこかを妥協するか転職を断念（延期）するかの選択肢が私にはありました。後悔しない転職をするためには、自身の譲れない条件を明確にしておく必要があります。
No.２：業界・会社を知ること
私は異業種からIT業界への転職でした。高専ではITを学んでいたためIT知識が皆無ではありませんでしたが、IT業界やその会社に関しては全然知らなかったためまずはその知識を得る必要がありました。
業界や会社に関して知っておくべきだなと思う事柄は以下です。
年収帯
業界によって年収の水準が違います。IT業界は経験が重視され、経験次第で高い年収を目指せることが分かりました。そのため、年収に関しては高望みせずに転職に挑みました。
働き方（仕事内容）
IT業界で言えば、プログラマやマネージャ、営業のような仕事に大別されるかと思います。またプログラマの中でも、派遣や受注、どんな言語を扱うか等会社によって違います。どのような働き方があるのかを知らないと、自身に何ができてどんなことをしたいのか考えることもできないため、まずはそこを勉強しておくべきだと思いました。
将来性
業界の将来性に関していえば、IT業界は注目されており将来性があると思いました。
では、会社単位ではどうでしょうか。私は、IT分野における最新の技術を取り入れている会社だったり、独自の技術や製品があって発展させる余地のある会社でないと将来性が厳しいのかなと思いました。最近のIT分野のトレンドはAIのため、AIに力を入れている会社なら将来性も期待できるのかなと考えました。
ブラックか？
かつてIT業界はブラック企業が多いイメージでした。ブラックと感じる基準は人によって違いますが、私がブラックだと感じるのは「残業しても残業代が支払われない」とか、「振替無しの休日出勤がある」といったものです。そのようなブラック企業に入って後悔しないためにも、できる限り事前に調べておく必要があります。求人票やホームページからだけだとなかなか見抜くのは難しいですが、snsや口コミを調べたり、面接の際にオフィスや社員から最大限感じ取ることも重要だと思います。
No.３：アピールポイントを持っておくこと
転職においては、「前職までにどのようなことを行ってきたのか」や「自身のスキル」が重要です。通常の業務以上に努力した部分があると、アピールポイントができて転職が楽になります。
私の場合のアピールポイントは業務改善でした。前職の仕事が工場勤務だったのですが、IT系に明るい社員はあまりおらず、DX化は進んでいませんでした。そのため、高専で学んだ基礎知識程度しか持たない私でもPC業務の自動化等を行うことができました。lucky
私が行ったのは、Excel VBAによる「シフト作成の自動化」や、統計学を用いた「製品のエラー率見える化」等でした。これを面接でアピールできたのは、非常に強かったなと思います。
業務改善に限らず、資格を取ったり、Qiitaへの記事投稿のようなアウトプットを行うことだったりは、転職においてもアピールできるポイントとなります。もちろん、転職に限らず社内の評価upや自己研鑽にもつながるので、とにかくやっておくべきだと考えています。
最後に
私は面接が苦手です。そのため、数をこなしました。幸い、コロナ渦を経てリモート面接が増えたため面接を受けやすい環境が整いました。仕事をしながらの転職活動でしたが、平日５日連続で仕事終わりに面接を受けたこともありました。数をこなせば、緊張しずらくなったり等の面接スキルも上達します。
転職に苦戦しても、諦めることなく挑戦し続けることが転職活動を行う上で最も重要なことだと思っています。転職を考えている方、応援しています！！