はじめに
最近盛り上がっていると噂のWebフレームワーク、Laravel
をMacのローカル環境で動かすまでの手順です。
ネット記事を参考にしながらインストールを進めたのですが、
細かなコマンドの違いなどで結構手こずってしまったので作業メモにしました。
この記事でインストールするもの
-
Laravel 5.6.33
今回導入するフレームワーク -
PHP 7.2.9
Laravelを動かすのに必要な言語環境 -
Composer 1.7.2
Laravelをインストールする際に用いるパッケージ管理システム
今回の環境
-
macOS High Sierra 10.13
-
Homebrew 1.7.1
- 今やHomebrewはMacでスタンダードなパッケージ管理システムなので、インストールしていない人は下記コマンドでサクッとインストールしちゃいましょう。
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
Homebrewについて参考
手順
Macには標準でPHPがインストールされていますが、
バージョンが古いことが多いため、Homebrewで最新のPHPをインストールします。
(今回はPHP 7.2をインストールすることを前提にしていますが、適宜新しいものに読み替えてください)
1. PHPのインストール
HomebrewでPHPをインストール
- 下記のコマンドを実行して、PHPをインストールします。
$ brew install php@7.2
PHPのパスを通す
- インストールが終わったら、
~/.bash_profile
を編集して、下記の行を追記してください。
export PATH="$(brew --prefix php@7.2)/bin:$PATH"
Pathを通すことにについて参考
編集を保存したら、下記コマンドを実行して最新の設定を反映させましょう。
$ source ~/.bash_profile
PHPのインストール確認
php -v
コマンドを実行してください。
導入したPHPのバージョン(今回は7.2)が表示されていれば、PHPのインストールは成功です。
$ php -v
PHP 7.2.9 (cli) (built: Aug 16 2018 21:40:59) ( NTS )
Copyright (c) 1997-2018 The PHP Group
Zend Engine v3.2.0, Copyright (c) 1998-2018 Zend Technologies
with Zend OPcache v7.2.9, Copyright (c) 1999-2018, by Zend Technologies
2. Composerのインストール
HomebrewでComposerのインストール
$ brew install composer
Composerのインストール確認
下記コマンドでバージョン情報が表示されれば、Composerのインストールは完了です。
$ composer -V
Composer version 1.7.2 2018-08-16 16:57:12
3. Laravelのインストール
インストール
インストールしたComposerでlaravelをインストールします。
$ composer global require "laravel/installer"
Laravelのパスを通す
- 下記の行を
~/.bash_profile
に追記してください。
export PATH="$PATH:$HOME/.composer/vendor/bin"
- 下記コマンドで変更を反映します。
$ source ~/.bash_profile
4. Laravelで新規のアプリを作ってみる
新規プロジェクトの作成
laravel new (任意のアプリケーション名)
コマンドで、新しいプロジェクトを作成してみます。
初回は読み込みに時間がかかるので、のんびり待ちましょう。
$ laravel new test_app
Crafting application...
Loading composer repositories with package information
Installing dependencies (including require-dev) from lock file
Package operations: 70 installs, 0 updates, 0 removals
- Installing doctrine/inflector (v1.3.0): Loading from cache
- Installing doctrine/lexer (v1.0.1): Loading from cache
- Installing dragonmantank/cron-expression (v2.2.0): Loading from cache
- Installing erusev/parsedown (1.7.1): Loading from cache
- Installing vlucas/phpdotenv (v2.5.1): Loading from cache
- Installing symfony/css-selector (v4.1.3): Loading from cache
- Installing tijsverkoyen/css-to-inline-styles (2.2.1): Loading from cache
- Installing symfony/polyfill-php72 (v1.9.0): Loading from cache
-
〜〜〜後略〜〜〜
※ laravelコマンドでエラーが出る場合の対処方法
laravel new
コマンドでエラーがでるようなら、
下記のようにcomposerコマンド経由でプロジェクトを作成してください。
$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel test_app
5. Laravelの動作確認
アプリケーションサーバーの起動
作成したアプリケーションのディレクトリーに移動して、
php artisan serve
コマンドを実行すれば、Webサーバーが起動します。
$ cd test_app
$ php artisan serve
Laravel development server started: <http://127.0.0.1:8000>
インストール確認
ブラウザーでhttp://127.0.0.1:8000にアクセスし、
以下のようなトップページが表示されれば、Laravelのインストールは成功です!
参考サイト
以下のサイトを参考にさせて頂きました。