データベース(DB)を学ぶ際、MySQLやPostgreSQL、DynamoDBといった具体名がよく登場します。
これらは開発現場で実際に使われている代表的なDB製品であり、それぞれ得意な処理やデータ構造が異なります。
開発の第一歩として押さえておきたい主要なDB製品の特徴と使い分けを初心者向けの内容になっています。
対象
DBについてこれから勉強したい方、DBにれてまだ間もない方向けとなります。
代表的なDB製品とそれぞれの特徴
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PostgreSQL
高度な機能と拡張性を誇るオープンソースのRDB(リレーショナルデータベース)です。
・特徴
複雑な検索処理や多様なデータ型(JSONや位置情報など)の扱いに優れ、データの正確性が厳しく求められるシステムで広く採用されています。 -
MySQL
世界中で最も高いシェアを持つオープンソースのRDBです。
・特徴
構造がシンプルで扱いやすく、Webサーバーとの親和性が抜群です。WordPressをはじめとする数多くのWebサービスで利用されています。 -
Amazon DynamoDB
AWSが提供する完全管理型(フルマネージド)のNoSQLデータベースです。
・特徴
データ量やアクセス数が増えても自動で拡張され、ミリ秒単位の高速レスポンスを維持できます。サーバーの管理運用が不要な点も大きなメリットです。 -
MongoDB
JSON風のドキュメント形式({ key: value })でデータを保存する代表的なドキュメント型NoSQLです。
・特徴
事前に厳密なテーブル構造を決めなくても柔軟にデータを追加・変更できるため、仕様変更の多い開発に向いています。 -
Redis
データをメモリ上に保存するインメモリ型のKey-Valueデータベースです。
・特徴
データをディスクではなくメモリ上で読み書きするため、超高速に動作します。一時的なデータ保存やキャッシュ用途で活躍します。
代表的なDB製品の向き・不向き
| DB製品名 | 向いている用途 | 不向きな用途 |
|---|---|---|
| PostgreSQL | ・決済システムや金融系のアプリ(正確性が重視される処理) ・複雑なデータ分析や集計を行うシステム ・位置情報(GIS)を活用するアプリケーション |
・データ構造が極めてシンプルな小規模API(機能過多になる場合あり) |
| MySQL | ・一般的なWebサービスやSNS ・ブログやニュースサイト(WordPressなど) ・一般的なECサイトのユーザー・商品管理 |
・数億件を超えるデータに対して行う複雑なリアルタイム分析処理 |
| Amazon DynamoDB | ・アクセス集中が予想される大規模ゲームのバックエンド ・大量のデータが秒単位で届くIoT機器のデータ受信 ・AWSのサーバーレス環境(AWS Lambdaなど)との連携 |
・複数のテーブルを複雑につなぎ合わせる(JOIN)処理が必要なシステム |
| MongoDB | ・ユーザーごとに保存する項目が異なるプロファイル管理 ・仕様変更や機能追加が頻繁に発生するアジャイル開発 ・モバイルアプリやコンテンツ管理システム(CMS) |
・複数データの一貫性が厳しく求められる会計・決済処理 |
| Redis | ・ログインセッション状態の保持 ・Webページの表示速度を上げるためのキャッシュ保存 ・リアルタイムのランキング機能やカウンター |
・長期間消えては困るメインのデータ保存(永続化機能はあるが専門外) |
まとめ
データベースの選定は、システム構築における骨組み(土台)を決める重要プロセスです。適切なDBを選ばないと、後からの変更作業に多大なコストが発生したり、システムのパフォーマンス低下につながったりします。
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「データの一貫性」ならRDB、「パフォーマンス」重視ならNoSQL
お金の計算やユーザー登録情報のように「間違えては困る正確なデータ」は、MySQLやPostgreSQLなどのRDBが最適です。一方で、アクセスの集中に耐える速度や柔軟な拡張性が求められる場合は、DynamoDBやRedisといったNoSQLが適している。 -
王道の組み合わせ「RDB + NoSQL」
現代のサービス開発では、1つのDBだけに頼るのではなく併用するのが主流です。
メインのデータはMySQLに保存、表示速度を上げるためのキャッシュとしてRedisを併用するといった使い分けをすることが多いです。