はじめに
「たとえばキャッシュフォルダを持つような開発環境一式をDropboxで共有したい、しかし、キャッシュのフォルダはアップロードしたくない」
こういったことがあるとき、Dropboxでどうするか。
その場合は「同期解除して衝突状態にする」ことで実現できます。
原理
Dropboxの同期解除はgitignoreのような「ローカルだけに置く」状態ではなく「アップロードしたものをそのPCから削除する」という意味なので、全く反対の意味です。
しかし、同期解除したあと、同じ名前のファイルやフォルダがあるとそのフォルダは同期の衝突状態になるため、実質ファイルをローカルだけで管理しているということになります。
適用例
上がサーバー上のフォルダ、下がローカルのDropbox内フォルダです。
これは iTunes の Album Artwork フォルダを同期させています。
例えばこの cache フォルダをローカルだけに置きたい場合、次のような手順で行いました。
- ローカルの Cache フォルダを退避させる。
- アップロードされてしまったサーバ上の Cache フォルダを空にする
- ローカルも Cache フォルダが空になるので、Cache を同期対象から外す。
- ローカルの Cache フォルダが消えるので、退避させておいた Cache を戻す。
- Cacheに進入禁止マークがつき、ローカルのみで管理される。
まとめ
もっと良い方法もあるかもしれませんが、とりあえずはこれでいこうと思います。