実現したいこと

Rakeタスクのスクリプトを内包したDockerイメージがあり、AWS ECRにpush済みである
別々のRakeタスクをAWS Fargate上で定期実行したい
- A Rakeタスクは毎分
- B Rakeタスクは毎時

サンプルコードとして以下の foo、bar Rakeタスクを定期実行したいとします。

Rakeタスク

task default: %w[foo]

task :foo do
  puts "Hello Foo"
end

task :bar do
  puts "Hello Bar"
end

Dockerイメージ

FROM ruby:2.6.3

ENV LANG ja_JP.UTF-8

RUN gem install bundler
RUN mkdir /app
WORKDIR /app
ADD Gemfile /app/Gemfile
ADD Gemfile.lock /app/Gemfile.lock
ADD Rakefile /app/Rakefile
RUN bundle install

CMD ["bundle", "exec", "rake", "foo"]

前提

AWS ECRにイメージはpush済みとする
AWS ECSクラスターは作成済みとする

環境構築

今回のポイントはここです。ECS タスクの定義作成時のコンテナ追加画面でコマンドの上書きをすることができます。これを利用して、foo, bar Rakeタスクを実行するタスク定義を２つ用意します。

タスク定義を２つ用意しました。

最後に各々のタスク定義用にタスクのスケジューリングを設定すれば完了。

これで複数Rakeタスクスクリプトを内容したDockerイメージを利用して、各々のRakeタスクを別々のスケジュールで定期実行することが実現でした。

今回は簡単なスクリプトの実現例だが、他の言語やフレームワークのバッチ処理もECS + Fargateに移植できるようになるはずです。

参考