Zotero内でDeepLやWeblioを使用する

Zotero内からDeepL翻訳をかけてみた

先日Mendeley公式からののレガシーなデスクトップソフトのダウンロードが停止され，オープンソースであるZoteroに乗り換えた．環境構築を勧めていくなか，ZoteroからDeepL翻訳を行うことができるアドオンが公開されていることを知ったため，備忘録として導入方法を記す．

こんなのができる．

前提条件

Zoteroの導入方法などは下記が参考になる．どのOSでも動作すると思われるが，想定OSはWindoswsである．

• Zotero で論文管理してみた話
  

zotero-pdf-translateの導入

使用するアドオンはzotero-pdf-translateである．GitHubからReleaseページへ飛び，zotero-pdf-translate.xpiをダウンロードする．

アドオンのインストール

1. Zoteroを開き，ToolsのAdd-onsをクリックする．
   

2. 歯車のアイコンからInstall Add-on From File...をクリックし，先程ダウンロードしたファイルを選択する．
   

3. 再起動して任意のファイルを開き，Translate枠が増えていることを確認する．
   

DeepL APIの登録

Defaultでは，Google翻訳が選択されている．論文読解では，個人的にはDeepLの方が便利であるため，文章の翻訳をdefaultでDeepLとなるように変更する．DeepLでは，APIを使用するため，ユーザー登録が必要である．

1. DeepL APIからアカウントを作成する（月500,000字まではFree版で利用できる）．

2. DeepL accountタブにAuthentication Key for DeepL APIが発行されているので，こちらをコピーする．

3. EditのPreferencesに移動する．
   

4. Translate EngineをDeepL (Free)*に，Secretに先程コピーしたキーを貼り付ける．
   

5. Dictionary Engineはお好みで変更する（ここでは`weblio (en<->ja）'）．

6. 文章を選択すると，DeepLで翻訳ができるようになる．
   

7. 単語を選択すると，Weblioで検索ができる．