2023/12/06 12:25
この記事はUbuntu初心者かつCUI初心者がUbuntuでターミナルを使えるようにするまでの過程を忘れないようにメモしておくものです.
環境
ノートパソコン
OS Windows10 Pro 22H2
CPU Inter(R) HD Graphics 620
メモリ 20.0GB
SSD Samsung SSD 980 1TB
これで足りるかな...?
VirtualBoxで新しくUbuntuをたてる.
- 新規(N)で新しいマシンの名前を決定する.私は
Ubuntu-ros2
にした. - ISO Imageは
ubuntu-22.04.2-desktop-amd64.iso
を選択する. - Usernameは初期設定のまま
vboxuser
で進めた.パスワードは自由に. - メインメモリーは12800MB,Processorsは2コア.
- Create a Virtual Hard Disk Nowの選択のまま,Disk Sizeは初期設定の25.00GB.
- あとはそのまま次へを押していった.
これでUbuntuのマシンを作ることができた.
ただ,このままではターミナルを開けない.
ターミナルを開けるようにする
- Ctrl+Alt+F3で仮想コンソールを表示する.
- Usernameはvboxuser,パスワードはさっき設定したものを入力してログインする.
- localeファイルを確認する.
vboxuser@Ubuntu-ros2:~$ cat /etc/default/locale
- ここで,おそらく
LANG="en_US"
と書いてある部分がある.ターミナルが開けないのはここが問題らしい.これを書き換えていくわけなのだが,このままでは読み込みのパーミッション(権限)しかないので,書き込むことができない.
パーミッション変更
-
普通に考えればこのまま
sudo chmod o+w locale
を書けばいいと思うのだが,残念ながらsudoも使えないので,まずroot権限でvboxuserにsudo権限を付与する必要がある. -
まず,rootユーザーに切り替える.
vboxuser@Ubuntu-ros2:~$ su
パスワードを求められるので入力する
- 次に,sudo権限をユーザーに付与する.
root@Ubuntu-ros2:~# usermod -G sudo vboxuser
- ちゃんとユーザーに権限が付与されているかを確認する.
root@Ubuntu-ros2:~# groups vboxuser
vboxuser : vboxuser sudo
こうなっていれば権限は付与されている.
- 最後に,指定のユーザーに戻る
root@Ubuntu-ros2:~# su vboxuser
vboxuser@Ubuntu-ros2:~$
sudoを使えるようになった.
- パーミッションを変更する
vboxuser@Ubuntu-ros2:~$ sudo chmod o+w /etc/default/locale
これでlocaleファイルを編集できるようになった
localeファイルを編集する
- viをつかって編集する
vboxuser@Ubuntu-ros2:~$ vi /etc/default/locale
- ここで,
LANG="en_US"
の後ろの"
にカーソルを合わせて,i
を押すと,追加で書き込めるようになる.
(ここでなんか画面下部に色々書いてある画面が出てくるけどEnterで続ける)
LANG="en_US"
を
LANG="en_US.UTF-8"
に書き換える.
- もし書き違えたら
x
でカーソル上の文字を一文字消せる. - 書き換え終わったら,
esc
キーを押して書き込みモードを終え,:wq
で保存してviを終了する. - ここで注意して欲しいのが,パソコンのキーボードがたとえ日本語配列であったとしても,入力はすべてUS配列の認識をされるということだ.つまり,日本語配列で
:
を打ったつもりでも,パソコン側の認識は'
になっているというようなことがあった.US配列のキーボードを参考にして打って欲しい. - viを終了したら,
vboxuser@Ubuntu-ros2:~$ reboot
と入力し,再起動する.
ターミナルを開いてみる
- 実際にターミナルが開けるかどうかを確認する.うまくいけばターミナルが無事開けるだろう.
最後に
今回はUbuntuのISOイメージの入れ方などは全く省略したが,そのうちまとめたいと思う.
参考サイト