はじめに
2025年10月12日に応用情報技術者試験を受験してきました。自己採点結果では午前問題が72.5点、午後問題が60~63点ぐらいでした。
読んでほしい方
- 基本情報技術者試験レベルの方
- これから応用情報技術者試験を受けたいと思ってる方
応用情報技術者試験とは?
午前試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 9:30〜12:00(150分) |
| 出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) |
| 出題数・解答数 | 80問出題・80問解答 |
午前試験の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 13:00〜15:30(150分) |
| 出題形式 | 記述式 |
| 出題数・解答数 | 11問出題・5問解答 |
出典: IPA公式「応用情報技術者試験」および試験要綱。
午後出題分野(必須・選択)
| 問題番号 | 分野 | 必須/選択 |
|---|---|---|
| 1 | 情報セキュリティ | 必須 |
| 2 | 経営戦略 | 選択 |
| 3 | プログラミング | 選択 |
| 4 | システムアーキテクチャ | 選択 |
| 5 | ネットワーク | 選択 |
| 6 | データベース | 選択 |
| 7 | 組込みシステム開発 | 選択 |
| 8 | 情報システム開発 | 選択 |
| 9 | プロジェクトマネジメント | 選択 |
| 10 | サービスマネジメント | 選択 |
| 11 | システム監査 | 選択 |
実際に選択した分野:プログラミング、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発
合格ライン
午前試験、午後試験それぞれともに100点満点中60点以上
勉強の全体像
自分のレベル
情報系の大学で勉強をしており、4年生の10月に試験を受けました。また、6月に基本情報技術者を取得しているぐらいのレベルです。プログラミング経験は3年くらいです。
基本情報技術者終わった時点での過去問の正答率↓

勉強期間
勉強時間はIT未経験者であれば500時間程度、基本情報技術者試験合格者で約200時間程度といわれてます。
実際自分も200時間程度勉強してギリギリ合格してるかわからない状態です。
- 7月1日~10月12日までで合計190時間
参考書、サイト
応用情報技術者過去問道場
IPAの過去問サイトといったらこれ!このサイトで過去問を解きまくれ!
応用情報技術者 合格教本
範囲が広いから幅広くおぼえるしかない!それから参考書は紙で買うことを強く推奨します。赤ペンで重要なところを印をつけたり、すぐに索引ページからいったりきたりするのに役立ちました。合格教本があるおかげで覚えるとこ、覚えなくてもいいところがはっきりしました。
応用情報技術者 午後問題の重点対策
何気に午後問題がかなり重要!!!こちらも紙で買ってください。午後問題は下線をつけないと超やりづらいです。
勉強法
午前問題
流れとしては参考書1周→目標過去問10回分という流れをオススメします(自分は過去問9回分)
まず応用情報技術者 合格教本を70時間かけてすべて読みました。なんでこんなに時間がかかったかというと、自分の性格的にきちんとインプットしたかったのが理由です。そのため、隅々まで頭に入れられるように30ページ3,4時間かけて読んでいました。かなり気が狂いそうでしたが午前問題としては実際やってよかったと思います。
次に応用情報技術者過去問道場で過去問を直近2年を除いた5年分(10回分)をやります。こんなに過去問をやる理由は応用情報の午前問題は過去問から40問前後は以前になんらかの試験で出された問題がでているからです。
ここで直近2回を除いた理由は直近2回の問題は出されないためです。
ソース:
過去問の使い方としては2時間半(150分)で解いて、わからないとこ、怪しいとこを合格教本を使って復習するのに4,5時間かけてしっかり覚えました。解いてる最中にチェックボタンを押すことであとから見直せるので、怪しいところは黄色のチェックをつけてました。
合格教本を読み終わった直後の正答率は53%でしたが、過去問をやるごとに70%を安定して超えることができました。調子がいいときは87.5%も正答できました。
70%前後を安定して正答できたら午後問題の対策にガン振りしていいと思います。
午後問題
自分は午後問題の対策もしっかりするべきだと伝えたいです。
受けた分野は以下の通りです。点数配分は各分野20点です。
| 問題番号 | 分野名 | 必須/選択 | 自己採点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 情報セキュリティ | 必須 | 10~11 |
| 3 | プログラミング | 選択 | 14~16 |
| 5 | ネットワーク | 選択 | 17~18 |
| 6 | データベース | 選択 | 8 |
| 7 | 組込みシステム開発 | 選択 | 11 |
合計:60~63点
応用情報技術者試験では基本情報技術者試験と違って午後問題もかなり重要です。理由は基本情報技術者試験と違って、記述問題がそこそこあるためです。あとシンプルに問題がクソ難しいため150分だとキツイです。なのでちゃんと対策しないと落ちます(自分も受かってるかどうかギリギリ)。自分は試験1か月まえから対策し始めたのと、色々あって時間がなかったためかなり苦労しました。
内容としてはまず対策する分野を決めます。自分は合格教本でやった午後問題から感触良さそうなのを6つ選びました(プログラミング、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発、情報システム開発)。また、プログラミングが得意なこと、運になるべく左右されないものを考えて選びました。技術系エンジニア志向の方にはオススメだと思います。
その後は対象分野を緑本(応用情報技術者 午後問題の重点対策)で一通り(それぞれ約6回分)解きました。また、プログラミングは自信があったため、やれば点数が上がりそうなセキュリティ、ネットワーク、データベースの過去問を追加で解くことで、それぞれ緑本を含めて10回分解きました。
これらの分野を解いていて感じたのは、セキュリティとネットワークは過去問をやるごとにコツをつかんだり、仕組みを理解したりすることでかなり点数が上がりました。特にネットワークは過去問を解いて理解すればするほど安定して点数が取れた印象でした。実際試験ではネットワークがかなり救ってくれてます。
逆にデータベースは苦手でした。理由はE-R図にも苦戦し、SQLについてはデータベースを触った経験が少なかったため、解くのに時間がかかってしまうためです。ネットではデータベースは簡単という意見があったため、採用して重点的に過去問を解きましたが、点数が伸びずらかったです。
また、自分は試験までの時間が少なくなってしまいこの10回分解いた3つ以外の分野がかなりおろそかになってしまったため、反省点だと感じています。
午前問題はもちろん応用情報技術者試験では午後問題もしっかり過去問解かないければ合格しないと実感しました。
最後に
合格発表は2025年12月25日です。発表が少し怖いですが、受かってればいいな!
最後まで見てくださりありがとうございます。

