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【MSX0】INFO.PAS【Turbo Pascal】

Last updated at Posted at 2023-12-20

はじめに

『MSX0 Stack』付属の IoT BASIC サンプルを『Turbo Pascal』へ移植してみます。

INFO.BAS

◆MSX0 Stack 情報表示

項目 説明
概要 システムメニューにある [MSX0 Stack 情報] と同等のプログラムです。
ファイル名 INFO.BAS
対応デバイス
コメント

ファイルは存在するのですが、DOC\SAMPLES.TXT には説明がありません。SYSMENU.BAS と差し替えられたのでしょうか?

See also:

MSX0 Stack での挙動

INFO.BAS をロードして、

image.png

実行してみました。

image.png

ホスト名、内部ソフトウェアバージョン、IP アドレス、ヒープメモリ、バッテリーレベルが表示されます。ディスク内に SYSMENU.BAS が存在すれば、終了時に実行されます。

プログラムは〔Ctrl〕+〔Stop〕(リモートコントロールパネルからは〔Ctrl〕+〔F12〕) または画面タッチ (リモートコントロールパネルならマウスクリック) で中断できます。

Turbo Pascal へ移植

別途、MDL-LIB と SYSUTILS.LIBIOT.LIB が必要です。

INFO.PAS
program INFO;
{$I MDLLIB.LIB}
{$I VRAM2.LIB}
{$I GAMEIO.LIB}
{$I SYSUTILS.LIB}
{$I IOT.LIB}
var
  I: Integer;
begin
  ClrScr;
  ScrMode(1);
  GoToXY(1, 2);
  Writeln('name : ', IoTGetStr('host/name')      );
  Writeln('sw   : ', IoTGetStr('host/sw_version'));
  Writeln('ip   : ', IoTGetStr('host/ip')        );
  while True do
  begin
    GoToXY(1, 6);
    Writeln('heap : ', IoTGetInt('host/heap'         ):4 , ' KB');
    Writeln('batt : ', IoTGetInt('host/battery/level'):4 , ' %' );
    for I:=1 to 32 do
      begin
        if Keypressed or (Pad(4) <> 0) then
          Exit;
        Delay(100);  
      end;
  end;
end.

実行してみました。

image.png

ホスト名、内部ソフトウェアバージョン、IP アドレス、ヒープメモリ、バッテリーレベルが表示されます。ファンクションキーの表示がないので、ちゃんと Turbo Pascal での実行結果です。SYSMENU.BAS に相当するものはないので、プログラムを抜けると単純に終了します。

任意のキーまたは画面タッチで中断できます。

解説

Pad()

Pad(4) は汎用 I/O ポート (ジョイスティックポート) #2 に接続されたタッチパッドの押下を検出しています。汎用 I/O ポート #2 に何を接続するかは [Setup Utility] で変更可能なので、タッチパッドを JOY2 に設定していないと、画面タッチでは抜けられなくなります。

更新頻度

BASIC では 100 回の FOR ループ内でタッチを待ち、FOR 文実行の 20 回毎に、ヒープメモリとバッテリーレベルを更新しています。実測すると 4 秒くらいで更新されているようでしたので、Turbo Pascal のコードでも大体同じくらいの頻度で更新されるようになっています。

スクリーンモード

オリジナルの通りに移植したので、スクリーンモードを変更して元に戻していません。ちょっとお行儀がよくないですね。

See also:

おわりに

今回の移植に関して難しい所は特にありませんでした。

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