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DelphiAdvent Calendar 2024

Day 20

【Delphi】Delphi XE7 について

Last updated at Posted at 2024-12-19

はじめに

『Delphi XE7』 についての概要です。

image.png

概要

製品概要です。

項目 説明
製品名 Delphi XE7 / Appmethod 1.15
コードネーム Carpathia
発売年 2014
発売元 Embarcadero Technologies
ビルドバージョン 21.0
コンパイラバージョン 28.0
BDS バージョン 15.0
サポートプラットフォーム Windows (32/64 bit) / macOS (32bit) / iOS デバイス (32 bit) / iOS シミュレータ (32bit) / Android (32bit)

前バージョンとの違い

  • FireMonkey 用のフォームデザイナが FireUI となった
  • BDE が標準でインストールされなくなった
  • macOS および iOS 向けアプリケーションの開発に SDK が必要となった (Mac 実機が必要)
  • Bluetooth API (BLE 含む) が利用可能になった
  • 並列プログラミングライブラリ (System.Threading) が追加された
  • HTML / URL のエンコード/デコード用に System.NetEncoding ユニットが追加された
  • 配列定数式など、動的配列に対する文字列風の操作がサポートされた
  • マルチモニタサポートが追加された (VCL / FireMonkey)
  • VCL にジャンプリストコンポーネントが追加された
  • Android で、ダイアログ ボックスメソッド(InputBox、InputQuery、MessageDlg、ShowMessage)の呼び出しが非ブロッキングになった (閉じた時に無名メソッドを実行可能)
  • iOS で一部ネイティブコントロールが使えるようになった
  • Mac 用に PAServer マネージャが追加された
  • バージョン管理システムとして Git が使えるようになった

その他

  • FireMonkey のユニットスコープのリファクタリングが行われている
  • 再配布可能な IBLite の Windows / macOS 版が付属するようになった
  • ボーナスパックとして『Castalia』が貰える

おわりに

FireMonkey の改良はまだ続きますが、XE7 で一段落した印象です。

XE2~XE7 にかけて FireMonkey へのドラスティックな変更が行われており、機能の統廃合も行われたため XE7 よりも前の FireMonkey は忘れていいかと思います。FireMonkey 由来の汎用的な型やルーチンはユニットスコープが変更になったものも多いですし。

古い Delphi の DocWiki が削除された理由の一つは、互換性のない FireMonkey の情報が Google 検索等の上位に来てしまうからだと思っています。

リチャージプランが破棄されて、アップデートサブスクリプションが開始されました。アップデートサブスクリプションへの加入は任意でした。

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