シグナル操作 (Signal)
| ヘッダ ファイル |
signal.h |
|---|---|
| 規格 | ANSI C (C89) / C90 |
| 概要 | 種々のシグナル (signal) (プログラム実行中に報告される可能性のある状態) を操作するために、1 つの型及び 2 つの関数を宣言し、幾つかのマクロを定義する。 |
See also:
プラグマ
型
| 名前 | 機能 |
|---|---|
| sig_atomic_t | 非同期割り込みが存在するときに、プロセッサがアトミックにロードまたは保存できる処理系定義の整数型。volatile 修飾子を伴ってもよい。 |
See also:
マクロ
シグナルハンドラ
| 名前 | 機能 |
|---|---|
| SIG_DFL | プログラムを終了します。 |
| SIG_ERR | シグナルからエラーが返されたことを示します。 |
| SIG_IGN | この型のシグナルを無視します。 |
シグナルの種類
| 名前 | 機能 |
|---|---|
| SIGBREAK | キーボードがローモードである必要があります。 |
| SIGABRT | 異常終了。 デフォルトのアクションは _exit(3) の呼び出しと同じです。 |
| SIGFPE | ゼロ除算演算エラー、無効な操作など。 デフォルトのアクションは _exit(1) の呼び出しと同じです。 |
| SIGILL | 不正な操作。 デフォルトのアクションは _exit(1) の呼び出しと同じです。 |
| SIGINT | Ctrl-C 割り込み。 デフォルトのアクションは _exit(3) の呼び出しと同じです。 |
| SIGSEGV | ストレージへの不正なアクセス。 デフォルトのアクションは _exit(1) の呼び出しと同じです。 |
| SIGTERM | プログラムの終了の要求。 デフォルトのアクションは _exit(1) の呼び出しと同じです。 |
通常の操作中に C++Builder によって SIGABRT が生成されることはありません。
引数付きマクロ
関数
| 名前 | 機能 |
|---|---|
| signal() | シグナル処理アクションを指定します。 |
| raise() | 実行中のプログラムにソフトウェアシグナルを送ります。 |
資料
- C 言語 / 標準ライブラリ / signal.h (Wikibooks)
- z/OS C/C++ ランタイム・ライブラリー・リファレンス signal.h — 例外処理 (IBM)
- C 言語の標準ヘッダ一覧 signal.h (C 言語)