結局、プログラミングってどうやって学習すべきなの？

はじめに

プログラミング学習にはさまざまな方法がありますが、自分に合った方法を選べていないと、時間を無駄にしたり挫折したりすることがあります。
私自身、学習初期には「チュートリアル型学習法」に集中しすぎて、効率が悪く感じたこともありました。その後、「リファレンス型学習法」の考え方を取り入れることで、効率よく知識を吸収できるようになりました。この記事では、それぞれの学習法について定義、メリット・デメリット、参考資料を踏まえて解説し、効果的な活用方法をご紹介します。

チュートリアル型学習法

定義

チュートリアル型学習法は、教科書やオンライン教材などを順序通りに進めていく方法です。全体を体系的に学ぶことを重視しており、初心者が全貌を把握するのに適した学習法です。

メリット

• 体系的に学べる
  基礎から応用まで、順序立てて知識を習得できます。特に、全体の流れを把握するための第一歩として有用です。

• 初心者でも取り組みやすい
  準備されたカリキュラムに沿って進められるため、迷うことなく学習を進められます。

デメリット

• 時間がかかる
  一から順番に学ぶため、効率を求めると進捗が遅く感じられることがあります。

• 応用しづらい
  理解は深まるものの、実践の場で活用できる知識が限られる場合もあります。

参考文献

以下は、チュートリアル型学習法で役立つ教材の一例です。

• Progate
  初心者向けのスライド形式教材で、基礎を身につけるのに最適です。

• Railsチュートリアル
  Webアプリケーション開発の流れを体験しながら学べる教材です。

• React公式チュートリアル
  Reactの基本をコンポーネントや状態管理の実例で学べます。

リファレンス型学習法

定義

リファレンス型学習法は、必要になったときに必要な知識を調べて学ぶ方法です。辞書やドキュメントを引くような感覚で、実際の課題を解決しながら進めるアウトプット駆動型の学習スタイルです。

メリット

• 効率的に学べる
  必要な知識だけを重点的に学べるため、時間を効率よく使えます。

• 実践的なスキルが身につく
  調べた内容を即座に活用することで、学習とアウトプットが結びつきやすくなります。

デメリット

• 体系的な理解が不足しやすい
  必要な部分だけを学ぶため、全体像を把握するには別途工夫が必要です。

• 知識が断片化する
  深掘りする範囲が限定されがちで、後から振り返りにくい点があります。

参考文献

リファレンス型学習法に関連する参考資料をいくつか挙げます。

• プログラミング学習効率化の秘訣 | Qiita
  必要な知識を効率よく習得する方法が具体的に解説されています。

• 「Railsチュートリアルは1周でいい」という話 | YouTube
  繰り返し学習せず、実践を重視すべき理由を説明した動画です。

• 最速のプログラミング学習法（ちょっと毒あり） | YouTube
  手を動かしながら効率よく知識を得るためのアプローチが紹介されています。

最適な学習法

チュートリアル型学習法とリファレンス型学習法は、それぞれ異なる目的や特徴を持っています。そのため、学習のフェーズや目的に応じて使い分けることが重要です。

初心者フェーズ

初心者の段階では、チュートリアル型学習法を活用して、基礎的な内容を体系的に学ぶことを優先します。ただし、すべてを完璧に理解しようとせず、「全体像をつかむ」ことを目標に進めましょう。

中級者フェーズ

基礎を押さえた後は、リファレンス型学習法に切り替えて、必要に応じて知識を補いながらアウトプットを重視します。実際に手を動かしながら学ぶことで、実践的なスキルが自然と身につきます。

おわりに

プログラミング学習を効率的に進めるためには、「チュートリアル型学習法」と「リファレンス型学習法」の両方を適切に使い分けることが鍵です。それぞれのメリットを最大限に活かし、学習フェーズに応じて柔軟に切り替えていきましょう。