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Systemi(株式会社システムアイ)Advent Calendar 2024

Day 11

NFTで一攫千金を狙ったら、夢が粉々に砕けた話

Last updated at Posted at 2024-12-10

NFTとはなんぞや

NFTとは「Non-Fungible Token」の略です。「ノンファンジブル…トークン?」。初めて聞いた人にはちょっと難しそうに感じますが、簡単に言うと 「デジタル世界の一品モノ」 という意味です。

例えば、100円玉は誰の手にあっても同じ価値ですが、NFTは「これ、世界に一つしかないデジタルアートなんだ!」と主張できるアイテム。Wikipedia先生によれば「NFTはブロックチェーン技術を用いてデジタル資産の所有権を記録するもの」とのことですが、要するにデジタル版の限定グッズと考えればOKです。

リンクはこちら: Wikipedia: NFT


実際にNFTを買ってみた

「NFTで一攫千金」という夢に心躍らせた私は、まずは仮想通貨を手に入れることからスタートしました。コインチェックでウォレットを開設し、0.01 ETH(イーサリアム、約6000円分)を購入。

限られた資金で買える「未来のモナリザ」を探すため、NFTマーケットプレイス「OpenSea」を覗いてみることに。
値段もそれなりに高く、自分の持ち合わせで良いものを探すこと30分
ドッド調でありながらも白い蛇のデジタルアートを見つけました。
「これは縁起が良い白蛇!」と信じたデジタルアートを購入しました。その価格は0.01 ETH

ワクワクしながら「これでお金持ちになれる!」と期待して数日間フロアプライス(最低価格)を眺め続けた結果…

結果:0.005 ETH(約3000円)

なんと、価格が半分に!


自分でも売ってみた!

「そうだ、自分でNFTを作って売ればいいんじゃないか!」とひらめいた私は、AI画像生成ツールを使ってNFTアートを自作することにしました。

テーマは「近未来SF」。完成した作品は、某スター○ォーズに登場してもおかしくないほど派手でかっこいい仕上がり!
そのほかにも風景など10点ほど画像を生成

自信満々で「OpenSea」に出品し、価格を 0.01 ETH(約6000円) に設定しました。

「きっと誰かがこのアートに惚れてくれる!」と期待しながら1週間待った結果…

購入数:ゼロ
閲覧数:一番多い作品で 12回 ※ほとんど自分自身
もちろんオファー等もありませんでした :cry:

結局、私のNFTは「デジタルの片隅」に眠り続けることとなりました。


結論:儲からない

NFTは確かに魅力的な技術ですが、「一攫千金」という夢を叶えるにはあまりにも甘すぎる考えでした。よく聞く大成功例は、全体のほんの一握り。現実は非情のためきちんとみなさん働きましょう。

とはいえ、NFTを体験すること自体はとてもユニークで楽しいものでした。
動機はどうであれ新しい技術に触れる目的としては良かったのかなと思います

皆さんもぜひ挑戦してみてください。儲からなくても、新しい技術に触れる面白い経験だけは保証します!

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