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ESXi上で動いているWindows10をProxmox VEに移行(V2V)してみました。
その時の手順メモです。

ポイント

  • 事前にVMWare Toolsはアンインストールしてから移行しないと、にっちもさっちもいかなくなる。
  • vmdkはvmkfstoolsコマンドを使わないとコピーに失敗する。(cpやrsyncなどではダメ)
    そのためにNFSサーバをProxmoxVE上に立てて、ESXiでマウントする。

作業手順

  1. ESXi上でWindowsを起動し、VMware Toolsをアンインストールする。
    VMware Toolsをインストールしたまま移行すると、動作がとても重くなりProxmox側ではアンインストールも簡単にできなくなる。
  2. アンインストール後、再起動した後に仮想マシンを停止する。
  3. 仮想HDDをProxmoxVEに移動する。
    1. ProxmoxVE上でNFSサーバを構築
      1. nfs-kernel-serverパッケージのインストール
        # apt-get install nfs-kernel-server
        
      2. exportsファイルの編集
        # vi /etc/exports
        /zfspool/nfs 192.168.0.100(rw,sync,no_all_squash,no_root_squash,no_subtree_check)
        
      3. サービス再起動
        # systemctl restart nfs-kernel-server.service
        
    2. ESXiにProxmoxVEのNFSをデータストアとして追加する。
    3. ESXiにSSHログインし、vmkfstoolsコマンドでProxmoxVEのNFSに仮想HDDをコピーする。
      [root@ESXi:~] vmkfstools -i /vmfs/volumes/datastore_ssd/WINDOWS10/WINDOWS10.vmdk /vmfs/volumes/proxmox/WINDOWS10.vmdk
      
  4. ProxmoxVEにWindows用の仮想マシンを作成する。
    • 全般:
      • VM ID:任意
      • 名前:任意
    • OS:
      • ●メディアを使用しない
      • ゲストOS:
        • 種別:Microsoft Windows
        • バージョン:11/2022
      • システム:
        • グラフィックカード:既定
        • マシン:q35
        • SCSIコントローラ:VirtIO SCSI single
        • Qemuエージェント:☑チェックを付ける
        • BIOS:OVMF(UEFI)
        • EFIディスク追加:☑チェックを付ける
        • EFI Storage:任意のストレージを選択
        • TPM追加:☑チェックを付ける
        • TPMストレージ:任意のストレージを選択
        • バージョン:2.0
      • ディスク:後で追加するので、ディスクは無し(デフォルトのide0を削除)で進める。
      • CPU:
        • ソケット:リソースに合わせて設定(今回は2ソケット)
        • コア:リソースに合わせて設定(今回は4コア)
        • 種別:qemu64 または host(Windows11にする際にはホストのCPUがサポート対象の必要あり)
        • その他:デフォルト
      • メモリ:リソースに合わせて設定(今回は12288MBで進めた)
      • ネットワーク:環境に合わせて設定、モデルはIntel E1000を選択
  5. qm disk importコマンドで仮想HDDをインポートする。
    # qm disk import 100 /zfspool/nfs/WINDOWS10.vmdk zfspool
    
  6. 仮想マシンのハードウェア設定で、仮想HDDが未使用のディスクとして認識しているので、バス/デバイスの設定をSATAとして追加する。
  7. 仮想マシンのオプション設定で、ブート順をsata0から起動するように設定する。
  8. 仮想マシンを起動し、virtio-win.isoをCD-ROMにセットして、中にあるvirtio-win-gt-x64.msiからドライバーをインストールする。
  9. 同じくCD-ROM内にあるvirtio-win-guest-tools.exeからエージェントをインストールする。
  10. NICが別物として認識しているので、ネットワーク設定を行う。(移行前と同じIPの場合、古いNICの設定を削除する警告が出るがそのまま進めてOK)
  11. 移行完了。

参考情報

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