Claude Code で /usage や /status の使用率はまだ低いのに、送信した直後に API Error: Rate limit reached で止まることがあります。同じ時期に、Usage credits required for 1M context という別のエラーも多く報告されています。この 2 つは、どちらも 1M コンテキストのモデル(opus[1m] など)を選んでいるときに出やすい、という点でつながっています。
先に結論を書くと、まず /model で [1m] の付かないモデルに替えて、同じ操作をやり直してください。それで通るなら原因は 1M 側です。
確認環境は Claude Code 2.1.316、macOS 26.6.2、2026-11-01 です。
症状
次のどちらか、または両方が出ます。
API Error: Rate limit reached
API Error: Usage credits required for 1M context · run /usage-credits to turn them on (they take effect after you restart Claude Code), or /model to switch to standard context
2 つ目は、古い版や Desktop アプリ経由では、案内の部分が少し違う形で出ていました。検索で見つかるのはこちらの形も多いので、並べておきます。
API Error: Usage credits required for 1M context · turn on usage credits at claude.ai/settings/usage, or use --model to switch to standard context
Error: Error during compaction: API Error: Usage credits required for 1M context · turn on usage credits at claude.ai/settings/usage, or use --model to switch to standard context
結論
-
Usage credits required for 1M contextは、枠を使い切ったのではなく、1M コンテキストを使う資格のチェックです(公式)。session や weekly の残りが十分あっても出ます -
API Error: Rate limit reachedは、公式の Error reference に専用の節がありません。issue では、1M モデルを選んでいるときに使用率が低いまま出る例が多数報告されています(issue での報告) - どちらも、まず
/modelで[1m]なしのモデルに替えます。続いて、必要なら環境変数で 1M 版をモデル選択から外します
原因
Usage credits required for 1M context(公式の説明あり)
公式の Error reference は、この表示を次のように説明しています。選択したモデルが 1M トークンの拡張コンテキストを使っていて、契約中のプランでは、それが usage credits 経由でしか使えない状態だという意味です。これは「entitlement check(資格チェック)」であり、枠切れではない、と明記されています。
また、会話が 200K トークンを超えたためにこのエラーが出た場合は、Claude Code が自動で標準のコンテキスト上限まで圧縮して、そのまま続けると書かれています。v2.1.172 より前の版では、/compact を含む以降のリクエストで同じエラーが繰り返され、回復には /clear が必要でした(公式)。
手元の 2.1.316 に同梱されている変更履歴にも、2.1.311 の項目として次の一文があります。標準コンテキストのセッションが、リクエストが 200K を超えたときにこのエラーで止まっていたのを直し、圧縮して続けるようにした、という内容です。
Fixed standard-context sessions stopping with "Usage credits required for 1M context" when a request ran over 200K tokens; Claude Code now compacts the conversation and continues
古い版で /compact までこのエラーで失敗する、という issue(#63896 など)が多いのは、この修正より前の版だったためと考えられます(推測)。
API Error: Rate limit reached(issue での報告)
こちらは公式の説明が見当たりません。手元の 2.1.316 の本体から文字列を取り出して検索しても、Rate limit reached という文言はクライアント側には埋め込まれていませんでした。サーバから返ったメッセージが API Error: の後ろにそのまま出ている、と私は読んでいます(推測)。
issue #29579(Max プランで使用率 16% なのに、あらゆる送信が即座にこのエラーになる)には、👍 94、コメント 153 件が付いています。報告の中で目立つ原因は 2 つです。
- 1M コンテキスト版のモデルが別枠で扱われていて、そちらで弾かれている。
Opus 4.6 (1M context)で出るという issue(#28975)、Max 20x で 1M 版だけが壊れていて表示も紛らわしいという issue(#30163)、/modelで 1M 版を選んだ直後に Pro プランで出るという issue(#34593)があります - サーバ側のアカウント状態や障害。翌日には何もしなくても直っていた、という報告が複数あります(#29579)
どちらの原因に当たっているかは、利用者側からは区別できません。そのため、次の切り分けが有効です。
直し方
1. [1m] なしのモデルに替える
/model
一覧から、(1M context) と付いていないモデルを選びます。これで通るなら、原因は 1M 側です。公式も、Usage credits required for 1M context にはまずこれを勧めています。
2. 1M 版をそもそも選べなくする
環境変数 CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT=1 を設定すると、モデル選択から 1M 版が消えます(公式)。settings.json の env に書く方法が、issue #63896 で複数の人に効いた報告があります。
{
"model": "claude-sonnet-4-6",
"env": {
"CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT": "1"
}
}
~/.claude/settings.json に、すでにある設定は残したまま env の部分だけを足します。モデル名は、ご自身の使いたいものに替えてください。
この環境変数名が実在することは、手元の 2.1.316 の本体からも確認できました。
strings -n 6 ~/.local/share/claude/versions/2.1.316 | grep -c "CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT"
本体には、この変数が設定されているのに 1M 版が指定されている場合の案内文(CLAUDE_CODE_DISABLE_1M_CONTEXT is set, but the ...)も入っています。
3. 1M の資格を整える(払ってでも 1M を使いたい場合)
エラーに /usage-credits が出ているなら、それを実行すると、Pro と Max では 1M 版の従量課金を有効にできます。Team と Enterprise では管理者への申請になります。有効にしたあとは、Claude Code の再起動か新しいセッションが必要です(公式。エラー文に「restart Claude Code」と入っています)。
4. /compact が通らないとき
issue では、次の手順が多く報告されています。公式の手順ではありません。
-
/modelで Haiku に替える -
/compactを実行する - 元のモデルに戻す
#63896 では、この方法で通ったという報告が複数ありました。#29579 でも、Haiku に替えてから戻したら直った、という報告があります。それでも通らない場合の最後の手段は /clear ですが、会話は消えます。新しい版ではこの状況自体が自動で回復されるはずなので、まず claude update で版を上げてください。
直らないとき
- 1M 版を外しても
Rate limit reachedが出続ける場合は、1M と無関係な、サーバ側の問題の可能性があります。status.claude.com を見て、少し置いてから試してください。時間が経つと自然に直った、という報告が多いです -
claude logoutのあとにclaude loginをやり直すと直った、という報告もあれば、直らなかった、という報告もあります(#29579)。確実とは言えません - 並列でサブエージェントを多く動かしているときに出る、という報告もあります(#40273)。数を減らしてみてください
同じ原因で出る別のメッセージ
You've hit your session limit や weekly limit は、枠を本当に使い切った表示で、Rate limit reached とは別物です。読み分け方は、こちらにまとめました。
API Error: Server is temporarily limiting requests (not your usage limit) は、サーバ側の短期的な制限で、プランの枠とは関係ありません(公式)。少し待って再試行します。
会話が長くなって Prompt is too long で止まる場合は、こちらです。
Claude Code で出るほかの英文エラーと、それぞれの対処は、早見表にまとめています。
参考
- 公式 Error reference(Usage credits required for 1M context): https://code.claude.com/docs/en/errors#usage-credits-required-for-1m-context
- 公式 Error reference(Server is temporarily limiting requests): https://code.claude.com/docs/en/errors#server-is-temporarily-limiting-requests
- 公式 Extended context(どのプランが 1M を含むか): https://code.claude.com/docs/en/model-config#extended-context
- issue #29579(使用率 16% で Rate limit reached、👍94): https://github.com/anthropics/claude-code/issues/29579
- issue #28975(Opus 4.6 1M で Rate limit reached): https://github.com/anthropics/claude-code/issues/28975
- issue #30163(1M 版が壊れていて表示が紛らわしい): https://github.com/anthropics/claude-code/issues/30163
- issue #63896(圧縮時に Usage credits required for 1M context、👍26): https://github.com/anthropics/claude-code/issues/63896
- issue #61869(opus-plan で同じエラー): https://github.com/anthropics/claude-code/issues/61869