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Claude Code で "The model's tool call could not be parsed (retry also failed)" が出て止まるとき(日本語セッションで多い//clear とモデル変更)

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Claude Code が作業の途中で次のメッセージを出して止まるときの対処をまとめます。先に書いておくと、これは設定ミスではなく、モデルが出力したツール呼び出しが壊れていたときに出るメッセージで、根本原因は未解決です。手元でできることは「その場をしのぐ手順」までで、原因そのものを取り除く方法は見つかっていません。

確認環境は Claude Code 2.1.310、macOS 26.6、2026-10-26 です。

症状

The model's tool call could not be parsed (retry also failed).

ターンはそこで終わり、実行しようとしていた Edit や Bash などは動きません。内部で出ている再試行用の文言は、次のものです。

Your tool call was malformed and could not be parsed. Please retry.

どちらの文言も、2.1.310 の本体に含まれていることを文字列検索で確認しました。

結論

  • 「ツールを呼ぶ」と言いながら、実際のツール呼び出しが含まれていない応答が返ってきて、再試行も同じ失敗に終わったときのメッセージです。
  • まず、もう一度メッセージを送ります。一時的に出て、次のターンでは通ったという報告があります(再発する人も多い)。
  • 続けて出るなら /clear で新しい会話にします。同じ会話の中では悪化しやすいという報告が複数あります。
  • それでも出るなら、モデルを変えます。Opus 4.6 では出ない、Fable 5 では出ていない、という報告があります。
  • 日本語や中国語の会話で特に多いという報告があり、英語に切り替えると収まったという例があります。

公式の説明

公式の Error reference(Automatic retries)には、次のように書かれています。

  • ツールを呼ぶと言っているのにツール呼び出しが含まれていない応答は、Claude Code が Claude にツール呼び出しを求め直す。
  • その再試行は最大 2 回。2 回とも同じ形で失敗すると、このメッセージが出てターンが終わる。
  • 再び試すには、もう一度メッセージを送る。
  • v2.1.307 より前は、再試行は 1 回だった。

つまり、手元の版が 2.1.307 以降なら、メッセージが出た時点で再試行はすでに 2 回済んでいます。公式ページに、原因や回避策の記述はありません。

何が起きているか(issue での報告)

issue #62123(2026-05-25 に起票。手元の資料を取得した時点で open)と、その重複として閉じられた #63875 に、多数の報告が付いています。報告の範囲では次の点が共通しています。

  • 時期は 2026 年 5 月下旬以降で、モデルは Opus 4.7 で出始め、Opus 4.8 でさらに多い、という書き込みが複数あります。Opus 4.6 では出ない、という報告が複数あります。
  • 壊れ方として、ツール呼び出しの開始タグが count のような無関係な語に置き換わる、antml: の接頭辞が落ちる、引数がそのまま地の文に漏れる、という観察が書かれています。
  • 一度始まると、同じ会話内の以降のツール呼び出しも連鎖して壊れやすいという報告があります。「壊れた例を会話に残すことで、モデルがそれをまねてしまう」という推測も書かれていますが、これは書き込んだ人の推測です。
  • OS は macOS、Windows、WSL2 のどれでも報告があり、Windows 固有ではありません。
  • 日本語や中国語など、非 ASCII の多い会話で頻度が高いという書き込みが複数あります。一方、スウェーデン語(å/ä/ö)の会話では常には出ない、という書き込みもあり、「非 ASCII ならすべて出る」わけではなさそうです。
  • 長いセッションに限らない、effort が max でも出る、という報告があります。

以上はすべて利用者の観察で、Anthropic 側から原因の説明は(資料を取得した範囲では)出ていません。#63875 は 2026-08-19 に #62123 の重複として閉じられています。

手元で確かめたこと、確かめられなかったこと

確かめられたのは、メッセージの文言が 2.1.310 の本体に存在することだけです。このエラーはモデルの出力が壊れたときに出るもので、安全に再現する方法がないため、画面の再現はしていません。次の「効いた」という話はすべて issue の報告で、手元で効果を確かめたものではありません。

直し方

次の順に試します。上のほうが手間が小さい手順です。

  1. もう一度メッセージを送る。たとえば「続けて」だけで構いません。
  2. 続けて出るなら、/clear で会話を捨てる。直前までの作業内容は消えるので、必要なら先に要点をメモしておき、新しい会話の最初に貼ります。
  3. モデルを変える。/model で選べるモデルの一覧を見て、Opus 4.7 / 4.8 以外を選びます。issue では次のように書かれていました。
/model claude-opus-4-6[1m]

これは 2026 年 5 月時点の書き込みです。いま選べるかどうかは、/model の一覧で確認してください。Fable 5 では 3 種類の失敗のどれも出ていない、という報告もあります(2026-06-10 の書き込み)。

  1. その会話だけ英語で進める。中国語の会話で出続けたが、フランス語の新しい会話に替えたら 30 分以上再発しなかった、という報告があります(1 人の体験です)。
  2. 「応答の途中で考えや説明を書いてからツールを呼ぶ」順になると落ちやすい、という観察があり、指示の側で「先にツールを呼んでから説明する」ようにさせる工夫が書かれています。効果は部分的、という書き方です。

直らないとき

  • 2.1.307 より古い版を使っているなら、claude update で更新します。再試行の回数が 1 回から 2 回に増えているので、止まる回数が減る可能性があります。ただし、これは公式の変更点に基づく推測で、このメッセージの発生率が下がったと確認できたわけではありません。
  • hooks でこの失敗を検知したい、再試行の回数を設定したい、という要望が issue として出ています。

同じ原因ではない別のメッセージ

次のものは、同じ「応答が壊れた」系でも別のエラーです。

  • The model returned an empty response (retry also failed). は、応答が空だったときの別のメッセージです(本体に文言があることだけ確認しました)。
  • API Error: Connection closed mid-response. The response above may be incomplete. などは、通信が途中で切れた場合のもので、対処はネットワーク側になります。

参考

Claude Code で出るほかの英文エラーと、それぞれの対処は、早見表にまとめています。

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