はじめに
今回、GitHub Actionsのホステッドランナーについて知る機会があり、少し調べてみました。
GitHub ホステッドランナーって?
GitHubが提供が管理してくれるジョブの実行環境とのこと。
Ubuntu Linux、WindowsまたはmacOSで利用可能だが、後述する環境ごとに差異がある。
またリポジトリがパブリックかプライベートかでも差異がある。
パブリックとプライベートなリポジトリでの違い
パブリックリポジトリ
以下の標準ランナーを無制限で使用可能(以下はOSがLinuxのランナーの場合)
OS | プロセッサ(CPU) | メモリ(RAM) | ストレージ(SSD) | ワークフローラベル |
---|---|---|---|---|
Linux | 4 | 16GB | 14GB | ubuntu-latest ubuntu-24.04 ubuntu-22.04 ubuntu-20.04 |
Windows | 4 | 16GB | 14GB | windows-latest windows-2022 windows-2019 |
macOS | 4 | 14GB | 14GB | macos-13 |
macOS | 3(M1) | 7GB | 14GB | macos-latest macos-14 macos-15 |
プライベートリポジトリ
GitHubの契約プランごとに無料で利用可能なリソースが決まっている。
無料枠を超過後は追加の使用料金が必要となる。
OS | プロセッサ(CPU) | メモリ(RAM) | ストレージ(SSD) | ワークフローラベル |
---|---|---|---|---|
Linux | 2 | 7GB | 14GB | ubuntu-latest ubuntu-24.04 ubuntu-22.04 ubuntu-20.04 |
Windows | 2 | 7GB | 14GB | windows-latest windows-2022 windows-2019 |
macOS | 4 | 14GB | 14GB | macos-13 |
macOS | 3(M1) | 7GB | 14GB | macos-latest macos-14 macos-15 |
さらにGitHub TeamまたはGitHub Enterprise Cloudプランに加入している場合は、より大きなランナー (larger runner)という標準より高度な機能を持った環境が使えるようになるようです。
おわりに
すごくざっくりと書いてみましたが、別途CICD環境を構築したくない場合や、GitHub内でCICDを完結させたい場合には選択肢として大いに入ってくるのかなと思いました。特にパブリックリポジトリでコードを管理している個人などであれば、使ってみる価値はありそうです。