注意
自己責任でお願いします
- 初期化されますのでバックアップ必須です
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2025-08-28時点のファームウェアを想定しています
- バージョンが上がるごとにイメージの構造が変わり、ここに記載されているものが使えない場合もあります
用語
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PCからコマンド~を実行は以下のソフトウェアで入力して実行する想定- Windows
- コマンドプロンプト
- Powershell
- Git bash
- Mac・Linux
- シェル(Bash)
- Windows
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fastbootモードに入るは以下のどちらかから行う- USBデバッグモードをONにしてPCからコマンド
adb reboot fastbootを実行 - 電源オフにして
ボリュームダウンボタンを押下しながら電源をいれる
- USBデバッグモードをONにしてPCからコマンド
環境構築
Android Debug Bridge (adbコマンド)の導入
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ドライバ(Windowsのみ)とAndroidSDK Platform-Toolsをダウンロード
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以下のディレクトリにZipファイルの中身をコピー(ディレクトリは任意で変えてしまって構いません)
- Windowsの場合
- USBドライバ:
C:\AndroidSDK\usb_driver - SDK Platform-Tools:
C:\AndroidSDK\platform-tools
- USBドライバ:
- Mac・Linuxの場合
- SDK Platform-Tools:
~/AndroidSDK/platform-tools
- SDK Platform-Tools:
- Windowsの場合
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環境変数を以下の通りに設定する
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念の為PCを再起動し、
adb versionコマンドを実行して正常にコマンドが実行できることを確認する
Bootloader UnlockからRoot化まで
注意
2025-08-28時点のファームウェアを想定しています。AndroidのメジャーバージョンアップやNothingの方針転換で手順が変わるかもしれません。
1. ダウンロード
- Nothingが公開しているイメージから自分の端末のバージョンと同じBootイメージをダウンロードする。
- ビルド番号の確認の仕方は「設定」→「デバイス情報」→Phone(3)の画像を選択
-
DLリンク
- 下の方にある「Phone (3) - Metroid」までスクロール
- アコーディオンメニューより自分のビルド番号と同じ物を探す(JPNなしでOK)
- 「OTA Images」の「Here」をクリック
- 「ビルド番号-image-boot.7z」をダウンロード
- Phone(3)でMagiskの最新版のAPKをダウンロード、インストールする。
- Pre-releaseではなくLatestをおすすめする
- DLリンク
2. パッチ当て
- ダウンロードした7-zipファイルからinit_boot.imgを取り出して、Phone(3)にコピーする。
- Magiskでインストールを選択、"パッチするファイルの選択"を選んでinit_boot.imgを選ぶ。出力されたファイルをPCに転送する。(magisk_patched-xxxxx_xxxxx.img)

3.BootloaderUnlockとBoot.imgの書き込み
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fastbootモードに入る
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PCからコマンド
fastboot flashing unlockを実行する -
ボリュームボタンと電源ボタンを使って「UNLOCK THE BOOTLOADER」を選択
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再度fastboot画面を実行し
fastboot getvar current-slotコマンドを実行しcurrent-slotを控える(画像は b スロット)

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fastboot flash init_boot_X magisk_patched-xxxxx_xxxxx.imgコマンドを実行(Xは前手順で確認したスロットaまたはb)

Root化した状態でOTAアップデートを適用する
注意
2025-09-21時点のファームウェアを想定しています。AndroidのメジャーバージョンアップやNothingの方針転換で手順が変わるかもしれません。
1. ダウンロード
- Nothingが公開しているイメージから自分の端末のバージョンと同じBootイメージをダウンロードする。
- ビルド番号の確認の仕方は「設定」→「デバイス情報」→Phone(3)の画像を選択
-
DLリンク
- 下の方にある「Phone (3) - Metroid」までスクロール
- アコーディオンメニューより自分のビルド番号と同じ物を探す(JPNなしでOK)
- 「OTA Images」の「Here」をクリック
- 「ビルド番号-image-boot.7z」をダウンロード
2. init_boot.imgの配置
- ダウンロードしたZipファイル内にあるをinit_boot.imgを取り出す
- NothingPhoneの適当なディレクトリ(
/sdcard/downloadなど)に配置する
3. 起動中のスロットを確認する
4. 起動中のスロットのBootイメージをもとに戻す
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USBデバッグを有効化する
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PCから以下のコマンドを実施して、AndroidのRoot権限を持ったターミナルに入る
adb shell su -
ターミナルに以下のコマンドのどちらかを実施する
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前述で確認した起動中のスロットが「a」だった場合
dd if=<init_boot.imgを配置したところ> of=/dev/block/by-name/init_boot_a # 以下は例 dd if=/sdcard/download/init_boot.img of=/dev/block/by-name/init_boot_a -
前述で確認した起動中のスロットが「b」だった場合
dd if=<init_boot.imgを配置したところ> of=/dev/block/by-name/init_boot_b # 以下は例 dd if=/sdcard/download/init_boot.img of=/dev/block/by-name/init_boot_b
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5. NothingPhoneの設定からOTAアップデートを実施する
OTAアップデート後は再起動しないこと
6. Magiskから直接Slotにパッチを適用する
画像の通り、Magiskから「別のスロットにインストール(OTA後)」を選択してインストールする






