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ChatGPT を使って、Rust言語を勉強します。並列処理 篇

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質問1: Rust言語の並列処理を教えてください。

回答1:


Rust言語では、並列処理を行うために標準ライブラリのstd::threadやstd::syncモジュールを使用することができます。

std::threadを使用すると、新しいスレッドを作成してコードを並列に実行することができます。例えば、以下のようにして新しいスレッドを作成して、数秒間待機する処理を実行することができます。

use std::thread;
use std::time::Duration;

fn main() {
    let handle = thread::spawn(|| {
        // 新しいスレッドで実行する処理
        println!("start");
        thread::sleep(Duration::from_secs(2));
        println!("end");
    });

    // メインスレッドで実行する処理
    println!("hello");

    // 新しいスレッドの終了を待つ
    handle.join().unwrap();
}

また、std::syncモジュールを使用すると、複数のスレッド間でデータを共有することができます。例えば、std::sync::mpscを使用すると、マルチプロデューサ・シングルコンシューマ(Multi-Producer Single-Consumer、MPSC)キューを作成することができます。以下は、std::sync::mpscを使用して、複数のスレッドでデータをやりとりする例です。

use std::sync::mpsc;
use std::thread;

fn main() {
    let (tx, rx) = mpsc::channel(); // MPSCキューを作成する

    for i in 0..10 {
        let tx = tx.clone(); // senderのクローンを作成する
        thread::spawn(move || {
            tx.send(i).unwrap(); // メッセージを送信する
        });
    }

    for _ in 0..10 {
        let val = rx.recv().unwrap(); // メッセージを受信する
        println!("{}", val);
    }
}

この例では、10個のスレッドが作成され、それぞれが0から9の整数をMPSCキューに送信します。rx.recv()を呼び出すことで、受信側のスレッドはMPSCキューから整数を受信します。受信した整数は、println!マクロを使用して出力されます。


質問2: Rust言語の並列処理の使い方を教えてください。

回答2:


Rust言語では、並列処理を実現するために並列プログラミングライブラリを提供しています。主要なライブラリには、標準ライブラリのstd::thread、std::sync、および std::mpsc、および外部クレートのrayonがあります。

std::threadライブラリは、OSスレッドを作成するためのAPIを提供しています。スレッドは、独立して実行される関数またはクロージャを指定することができます。スレッド間でデータを共有するために、std::syncライブラリを使用することができます。std::syncライブラリには、Mutex、Condvar、Atomic、Barrierなどの異なる同期プリミティブが含まれています。

また、std::mpscライブラリを使用して、複数のスレッド間でメッセージをやりとりすることができます。このライブラリでは、1つのスレッドから別のスレッドにメッセージを送信するSenderと、そのメッセージを受信するReceiverがあります。

rayonクレートは、並列処理をより簡単に扱うための高レベルのAPIを提供しています。このクレートでは、スレッドプールを使用して、並列処理を自動的に分割および処理することができます。

以下は、std::threadライブラリを使用した並列処理のサンプルコードです。

use std::thread;

fn main() {
    let mut handles = vec![];

    for i in 0..10 {
        let handle = thread::spawn(move || {
            println!("Hello from thread {}", i);
        });
        handles.push(handle);
    }

    for handle in handles {
        handle.join().unwrap();
    }
}

この例では、10個のスレッドを作成し、各スレッドでprintln!マクロを使用してメッセージを出力しています。thread::spawn関数は、独立して実行されるクロージャを受け取り、新しいスレッドを作成します。moveキーワードは、クロージャが自身が所有している値をスレッドに渡すために必要なキーワードです。最後に、handle.join()を使用して、各スレッドの終了を待ちます。


質問3: Rust言語の並列処理のサンプルを教えてください。

回答3:


以下は、Rust言語での並列処理のサンプルコードです。この例では、2つのベクトルの各要素の和を計算し、結果を新しいベクトルに格納しています。この処理を並列化することで、より高速に計算できます。

use std::thread;
use std::sync::{Arc, Mutex};

fn main() {
    // 2つのベクトルを作成
    let vec1 = vec![1, 2, 3, 4];
    let vec2 = vec![5, 6, 7, 8];

    // 2つのベクトルの要素の和を計算するための関数
    fn add_vectors(vec1: &Vec<i32>, vec2: &Vec<i32>, result: &mut Vec<i32>) {
        for i in 0..vec1.len() {
            result[i] = vec1[i] + vec2[i];
        }
    }

    // 2つのベクトルの長さを取得
    let len = vec1.len();

    // 結果を格納するためのベクトルを作成
    let mut result = vec![0; len];

    // 2つのベクトルを分割して、それぞれを別々のスレッドで処理する
    let vec1_arc = Arc::new(vec1);
    let vec2_arc = Arc::new(vec2);
    let result_arc = Arc::new(Mutex::new(result));

    let mut handles = Vec::new();
    for i in 0..len {
        let vec1_clone = Arc::clone(&vec1_arc);
        let vec2_clone = Arc::clone(&vec2_arc);
        let result_clone = Arc::clone(&result_arc);

        let handle = thread::spawn(move || {
            let mut result = result_clone.lock().unwrap();
            add_vectors(&vec1_clone, &vec2_clone, &mut result);
        });
        handles.push(handle);
    }

    // すべてのスレッドが終了するまで待つ
    for handle in handles {
        handle.join().unwrap();
    }

    // 結果を表示
    println!("{:?}", result_arc.lock().unwrap());
}

このコードでは、2つのベクトルを分割し、それぞれを別々のスレッドで処理しています。各スレッドは、add_vectors関数を呼び出して、2つのベクトルの要素の和を計算し、結果を共有されたベクトルに格納します。ArcとMutexを使用して、スレッド間でデータを共有し、競合状態を回避します。最後に、すべてのスレッドが終了するまで待って、結果を表示します。


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