謎のアドベントカレンダー、第 10 話です。
一旦ネットワークを離れましたが、またネットワークの話に戻ります。
データセンターに引き込んでいた回線が
突然切れました。
当時、そのデータセンター(ハウジング契約でラックを借りていた)には、
- 社外向けサービス用の機器とデータセンターが提供する回線
- 社内向けの機器と(懐かしの)B フレッツ
がラックに設置 or 引き込んであり、このうち社内向けの B フレッツのほうが切れました。
郊外のデータセンターだったので先に NTT に修理手配をして、その後時間を合わせて現地に向かいました。
(移動は車オンリーで、オフィスから小一時間掛かる場所です。夕方からの立ち会いを終えて帰宅したら夜中でした)
現地で調べてもらったところ、ONU の故障やラック付近の断線ではなく、データセンターの MDF(配線盤)から室内に向かう床の部分で断線していることがわかりました。
真犯人は誰だ?
さて、次は断線した原因の調査です。
データセンターの責任者に話を聞いていくと、断線の直前に 2 件配線工事が行われていたことが分かりました。
後日、そのうちの 1 件の工事会社の方が菓子折りを持って謝罪に来られた…のですが、帰られた後に「濡れ衣」だったことが判明。
そこからさらに数日後、今度は大手通信会社の「ちょっと偉い人」と工事担当チーム(といっても実際の作業は下請け)の責任者がやってきました。
そして、謝罪と事故が起きたときの状況の説明を受けました。
原因:作業員が工具を既設配線の束の上に落とした
その作業員、データセンターの担当者にも元請けにも事故を告げずに退出していったというのが驚きです。
(もっとも、説明を受ける前にデータセンターの責任者からそれらしい話は聞いていたので、このタイミングでは驚きませんでしたが)
しかしそこでもっと驚きの光景が。
「ちょっと偉い人」がずっと居眠りをしていた
のです。
謝罪のためにやって来た人が。
工事担当チームの責任者の方が説明をしている間ずっと。
トレンディドラマ(古い)に出てきそうなおしゃれでちょいワル(死語)みのあるオジサマ。
なんならちょっとイビキをかきながら寝てました。
(「仕事、忙しかったんだろうな」ではなくて「夜、遊びすぎたんだろうな」と反射的に思ってしまったので、やっぱり見た目は大事)
その様子が面白すぎて、怒りが湧いて
きませんでした。
おかげで説明が頭に入って
きませんでした。
(説明してくれた方、ごめんなさい)。
その後
データセンターの引き込み口付近の配線を整理してもらうとともに、ラベル付けもしっかり行い、仮に事故が起きた場合にどの利用者の回線なのかすぐに判別・連絡できるように対策してもらいました。
すっきり。
11 日目の記事に続きます。