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社内 LAN の IP アドレス空間で困った話 (2)

Last updated at Posted at 2022-12-07

謎のアドベントカレンダー、第 8 話です。

7 日目の 社内 LAN の IP アドレス空間で困った話 (1) の続きです。

社内 LAN の IP アドレス空間が 192.0.0.0/24

「えっ? 192.168.0.0/24 の間違いじゃないの?」と思われるかもしれませんが、間違いではありません。

なぜそんなことになったのか?というと、社内 LAN 導入のタイミングが関係しているのだろうと推測しています。

(「推測なの?」と疑問に思われるかもしれませんが、筆者が入社した時点で社内や取引業者にその理由がわかる人がいませんでした)

要は、

  • プライベート IP アドレス空間を定めた RFC1597 が出たか出ていないかの頃に設計が行われた
  • 設計時点で LAN 内に 200 程度の機器が繋がる想定だった
    • そもそもそれでは足りてないじゃんよ、というのが前回の記事の話
  • クラス C の先頭が 192.0.0.0/24
  • この時点でこのアドレス空間は未割り当て

ということでしょう。

問題 1 : 狭い

1 つのセグメント(サブネット)で社内 LAN を構成するのであれば、より広い空間が欲しいところですし、そうでなければ /24 もしくはそれ以外のセグメント(サブネット)を用意したいです。

いつまでも手動で DHCP リースを削除して Toil を蓄積し続けるわけにはいきません。

問題 2 : 扱いが面倒

基本的にプライベートアドレスは

  • 10.0.0.0/8
  • 172.16.0.0/12
  • 192.168.0.0/16

が前提なので、それをわざわざ読み替える形で機器やソフトウェアを設定しないといけないのは面倒ですし、インターネットへの接続も面倒です。

何らかの不具合に繋がるかもしれませんし。

L3SW 導入を機にアドレス空間を変更・分割した

そして、運良く

  • 自社の予算で(予備機込みで)買える価格帯の 24 ポート L3SW が発売された
  • 2 日目の記事の後半の、ビル間接続をダークファイバーに移行するタイミングがきた

ところで、

  • 社内 LAN の IP アドレス空間を 192.168.0.0/16 内に変更
  • その中で /24 のセグメント(サブネット)に分割
  • セグメント(サブネット)間を L3SW で接続

という形に変更しました。

(ここまでは外部の業者に社内 LAN 設計を委ねていましたが、論理設計についてはここから自社内で行なうスタイルに変えました)

これで不毛な作業から解放されました。

ばんざーい。


9 日目からはまた別の話になります。

(タイトル意味不明シリーズ)

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