謎のアドベントカレンダー、第 20 話です。
確か 2000 年代に入って少し経った頃の話だったと思います。
サーバー室にタワー型サーバー多すぎ問題
筆者の職場では、それまで
- サーバーはタワー型を購入してタワー型設置用のサーバーラック(2 〜 3 段テーブル式の巨大な長机にキーボード用の引き出しが付いているみたいなやつ)に横に並べる形で設置
- ネットワーク機器は 40 U くらいの 19 インチラックに設置
していました。
が、サーバーの台数が増えて手狭になり、一方でネットワーク機器用の 19 インチラックは奥行きが短くラックマウントサーバーの設置には不向きだったので、サーバー用の 19 インチラックを新たに購入することにしました。
(実は少し前からラックマウントサーバーを購入して、タワー型設置用のサーバーラックや机に平置きしていました← 19 インチラック購入を見越して)
当時、すでに一部のサーバーを郊外のデータセンターに設置していましたが、そのデータセンターの親会社がラックメーカーだったので、割とお安く買うことができました。
当初、42U(奥行き 100 cm)にしようと考えたのですが、金額がほぼ変わらないとのことだったので、欲張って 46U(奥行き 100 cm)のものを発注しました。
19 インチラックが届いた!けれど…
当時のサーバー室はビルの 3 階だったので、当然エレベーターに載せて運ぶつもりでした。
そのために、エレベーターの床から天井までの高さもはかり、余裕があることを確認していました。
届いてみると…エレベーターに載せることはできませんでした。
扉の開口部の高さが足りず、斜めに入れようとしても今度は奥行き不足で引っ掛かってしまい、結局載せられませんでした。
ビル裏の螺旋階段を
なんとか上って 3 階まで持って行きました。
運送業者の方も 2 人しかいない状態で螺旋階段を上るのはキツかったので、一緒に手伝いながら 3 階まで上げました。
サイズ的には本当にギリギリでした。
やはり欲をかいてはダメです。
久々の余談ですが
このサーバー室、今回のアドベントカレンダーでは最後の登場となります。
今はビルごと解体されて無くなってしまいましたが、
- フロアの人が夜エアコンを切って帰宅して高温になる事件
- 天井ビルトイン型エアコンのドレンホースに天井裏で亀裂が入って室内に雨が降る事件
- 霧が発生したデータセンターがどこかにあったようですが
- 天井裏からの漏水が壁伝いに流れ落ち、サーバーの空き箱が浸水してカビが生える事件
などなど、数々のトラブルの舞台となった思い出深い(?)部屋でした。
合掌。
21 日目の記事に続きます。