gitは覚えることが非常に多いため、最初に挫折しないためにも、まずはよく使うコマンドの使い方を覚え、流れに沿って手元で試し、コマンドに慣れることが大事だと考える。
「分散型バージョン管理システムって何?」「リポジトリって何?」という疑問にはこの資料では言及しない。知りたくなった時にググってほしい。
本資料ではaddやcommitというコマンドを実行する以前に、リモートリポジトリに変更をpushできる環境を整える。本資料では、リモートリポジトリがgithubにすでに存在する前提で話を進める。
1. git --version
自身のターミナルで、gitコマンドが利用できるか確認する。コマンドを実行してバージョン情報が返ってくればOK。
gitコマンドは Mac OS なら標準で入っている。
$ git --version
git version 2.17.2 (Apple Git-113)
2. git config --global
コミットログ(git log
で表示されるログのこと)に表示されるメールアドレスとユーザー名を設定する必要がある。
$ git log Tue Jun 4 11:10:55 2019
commit afecdb6faeaff20f77d0b3ab6e229499198cf283 (HEAD -> develop, origin/develop)
Author: Hikaru Maruyama <7115497+hmaruyama@users.noreply.github.com>
Date: Tue Jun 4 10:58:13 2019 +0900
Added files.
ここで設定するユーザー名とメールアドレスは、githubのアカウントと紐づいている必要はない。
ユーザー名の設定
$ git config --global user.name "Hikaru Maruyama"
メールアドレスの設定
パブリックリポジトリの場合、コミットログが丸見えなので、githubが提供するno-reply用のメールアドレスを設定することを推奨する。詳しくはこちら。
$ git config --global user.email "7115497+hmaruyama@users.noreply.github.com"
3. cd /path/to/dir
作業ディレクトリに移動する。例えば/Users/hikarumaruyama/src/github.com/hmaruyama
なら、以下のコマンドとなる。
$ cd /Users/hikarumaruyama/src/github.com/hmaruyama
4. git clone <リポジトリURL>
リモートリポジトリのコードを手元に持ってくる。
$ git clone https://github.com/hmaruyama/test-pages.git
5. cd <リモートリポジトリ名>
git clone
が完了すると、リモートリポジトリ名でディレクトリが切られるので、そこに移動する。
$ cd test-pages