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【後編】9割の新人エンジニアがやっている 「承知しました」の落とし穴

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Last updated at Posted at 2026-04-28

はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしている人見です。
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや考え方を整理して発信しています。

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【後編】9割の新人エンジニアがやっている 「承知しました」の落とし穴

image.png

はじめに

前編では、「分かった気になる構造」と
ゴールがズレている問題を整理した。

つまり問題はシンプルで、

理解していないのではなく、ゴールが揃っていないこと

ここにある。ではどうすればいいのか。
ここからは、ズレをなくすための考え方と行動を整理する。

理解とは何か、そしてなぜズレるのか

まず前提を変える必要がある。多くの人は「説明を聞いて納得した状態」を
理解だと思っている。でも実務ではそれでは足りない。

理解とは、 再現できること

そして、  相手と同じゴールを見ていること

この2つが揃って初めて成立する。

しかし実際には、人は「理解したつもり」の状態で止まりやすい。
さらに、自分の解釈で理解を補ってしまうため、同じ説明でもゴールは揃わない。

つまり、

ズレは意識しなくても自然に発生する構造になっている。

なぜ確認できないのか

image.png

ここまで読むと、「確認すればいい」と思う。
でも実際には、それができない。
理由は「恥ずかしい」だけではない。

もっと根本にあるのは、

確認するという発想がそもそもないこと。
 ・ これくらいなら分かるはず
 ・ わざわざ聞くほどでもない
 ・ 多分こういうことだろう

こうして、自分の中で完結させてしまう。
でもこの時点で、理解はまだ途中で止まっている。

そのまま作業に入ると、
「どう作るか」は自分の解釈で補われる。

その結果、ズレた状態で、正しく作ろうとしてしまう。

だから問題は、「確認できないこと」ではなく、
確認する必要があることに気づいていないこと。

さらに言えば、

「ズレているかもしれない」という前提で考えていないこと。

ズレないための行動

image.png

ではどうするか。ズレを防ぐには、「理解の仕方」
そのものを変える必要がある。やることはシンプルだが、
順番が重要。この順番を守らない限り、ズレはなくならない。

① 一度止まる

すぐに「承知しました」と言わない。

まず考える。

「これ、自分は再現できるか?」

ここで詰まるなら、まだ理解していない。

② 内容を分解する

言われた内容をそのまま受け取らない。

  • 何をやるのか
  • なぜやるのか
  • どこまでやるのか

ここが曖昧な状態で進むと、確実にズレる。

③ 再現できるか確認する

ここが一番重要。

頭の中でいいから、実際にどう作るかをイメージする。

  • どこを修正するのか
  • どんな状態になれば完了か

ここまで具体化できていないなら、まだ途中の状態。

④ 言語化して返す

ここで初めて言う。

承知しました。
○○という理解で、△△のように進めようと思っていますが合っていますか?

この一言で、

ズレているかどうかをその場で確定できる。

つまり、

修正ではなく、事前にズレを潰すことができる。

なぜできる人はズレないのか

ここまで読むと、

「でも、そもそも正解って一つじゃないよね?」

そう感じた人もいるかもしれない。
実際その通りで、仕事に“ 絶対的な正解 ”はほとんどない。
同じ指示でも、ゴールのイメージは人によって微妙に違う。

それでも、できる人は大きくズレない。
なぜか。

背景を知っているから。

 ・ なぜそれをやるのか
 ・ この現場で何が重視されているのか
 ・ どこを見て判断されるのか

この前提が分かっていると、ゴールを外さない。
では、背景を知らない人はどうするか。
答えはシンプルで、

聞くしかない。

ただし問題はここ。
背景を知らない状態では、
 ・ 何を聞けばいいか分からない
 ・ 何がズレるのかも分からない

つまり、問題にすら気づけない。

だからやることは一つ。
少しずつ確認しながら進めること。

完璧に理解してから進むのではなく、
確認しながらゴールを揃えていく。

これが、ズレないための現実的なやり方。

この差が成長差になる

このプロセスをやるかどうかで、差ははっきり出る。

やらない場合は、自分の解釈で進み、ズレて、修正を繰り返す。
やる場合は、その場でズレを潰し、修正が減り、理解が深まる。

最初は遅く見えるかもしれない。
でも中長期では、

圧倒的に後者が速くなる。

この差は、半年後には明確な実力差になる。

おわりに

「承知しました」と言う前に、一度だけ考える。

「これ、自分は再現できるか?」

そして、こう返す。
「こういう理解ですが、合っていますか?」
この一言が、

ズレないエンジニアへの分岐点になる。

そしてこの差は、日々の小さな積み重ねで広がっていく。


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