はじめまして。株式会社PRUMでエンジニアをしている人見です。
日々、プログラミング学習や実務の中で、つまずきやすいポイントや考え方を整理して発信しています。
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【後編】9割の新人エンジニアがやっている 「承知しました」の落とし穴
はじめに
前編では、「分かった気になる構造」と
ゴールがズレている問題を整理した。
つまり問題はシンプルで、
理解していないのではなく、ゴールが揃っていないこと
ここにある。ではどうすればいいのか。
ここからは、ズレをなくすための考え方と行動を整理する。
理解とは何か、そしてなぜズレるのか
まず前提を変える必要がある。多くの人は「説明を聞いて納得した状態」を
理解だと思っている。でも実務ではそれでは足りない。
理解とは、 再現できること
そして、 相手と同じゴールを見ていること
この2つが揃って初めて成立する。
しかし実際には、人は「理解したつもり」の状態で止まりやすい。
さらに、自分の解釈で理解を補ってしまうため、同じ説明でもゴールは揃わない。
つまり、
ズレは意識しなくても自然に発生する構造になっている。
なぜ確認できないのか
ここまで読むと、「確認すればいい」と思う。
でも実際には、それができない。
理由は「恥ずかしい」だけではない。
もっと根本にあるのは、
確認するという発想がそもそもないこと。
・ これくらいなら分かるはず
・ わざわざ聞くほどでもない
・ 多分こういうことだろう
こうして、自分の中で完結させてしまう。
でもこの時点で、理解はまだ途中で止まっている。
そのまま作業に入ると、
「どう作るか」は自分の解釈で補われる。
その結果、ズレた状態で、正しく作ろうとしてしまう。
だから問題は、「確認できないこと」ではなく、
確認する必要があることに気づいていないこと。
さらに言えば、
「ズレているかもしれない」という前提で考えていないこと。
ズレないための行動
ではどうするか。ズレを防ぐには、「理解の仕方」
そのものを変える必要がある。やることはシンプルだが、
順番が重要。この順番を守らない限り、ズレはなくならない。
① 一度止まる
すぐに「承知しました」と言わない。
まず考える。
「これ、自分は再現できるか?」
ここで詰まるなら、まだ理解していない。
② 内容を分解する
言われた内容をそのまま受け取らない。
- 何をやるのか
- なぜやるのか
- どこまでやるのか
ここが曖昧な状態で進むと、確実にズレる。
③ 再現できるか確認する
ここが一番重要。
頭の中でいいから、実際にどう作るかをイメージする。
- どこを修正するのか
- どんな状態になれば完了か
ここまで具体化できていないなら、まだ途中の状態。
④ 言語化して返す
ここで初めて言う。
承知しました。
○○という理解で、△△のように進めようと思っていますが合っていますか?
この一言で、
ズレているかどうかをその場で確定できる。
つまり、
修正ではなく、事前にズレを潰すことができる。
なぜできる人はズレないのか
ここまで読むと、
「でも、そもそも正解って一つじゃないよね?」
そう感じた人もいるかもしれない。
実際その通りで、仕事に“ 絶対的な正解 ”はほとんどない。
同じ指示でも、ゴールのイメージは人によって微妙に違う。
それでも、できる人は大きくズレない。
なぜか。
背景を知っているから。
・ なぜそれをやるのか
・ この現場で何が重視されているのか
・ どこを見て判断されるのか
この前提が分かっていると、ゴールを外さない。
では、背景を知らない人はどうするか。
答えはシンプルで、
聞くしかない。
ただし問題はここ。
背景を知らない状態では、
・ 何を聞けばいいか分からない
・ 何がズレるのかも分からない
つまり、問題にすら気づけない。
だからやることは一つ。
少しずつ確認しながら進めること。
完璧に理解してから進むのではなく、
確認しながらゴールを揃えていく。
これが、ズレないための現実的なやり方。
この差が成長差になる
このプロセスをやるかどうかで、差ははっきり出る。
やらない場合は、自分の解釈で進み、ズレて、修正を繰り返す。
やる場合は、その場でズレを潰し、修正が減り、理解が深まる。
最初は遅く見えるかもしれない。
でも中長期では、
圧倒的に後者が速くなる。
この差は、半年後には明確な実力差になる。
おわりに
「承知しました」と言う前に、一度だけ考える。
「これ、自分は再現できるか?」
そして、こう返す。
「こういう理解ですが、合っていますか?」
この一言が、
ズレないエンジニアへの分岐点になる。
そしてこの差は、日々の小さな積み重ねで広がっていく。
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