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troccoAdvent Calendar 2019

Day 11

Facebook広告のレポートをBigQueryに自動同期し、Data Studioで可視化する

Last updated at Posted at 2019-12-10

概要

広告レポートの分析って、面倒ですよね・・・。
何が面倒かって、複数の媒体を使っている場合、それぞれの管理画面からデータを取ってきて、一元化するまでが一苦労です。
そもそも媒体数分の管理画面へのログインが発生しますし、それぞれの値の単位を揃えてあげる必要等もあります。
今回は、troccoという分析基盤向けデータ統合サービスを使い、レポート取得の自動化+DWHへの統合+可視化までやってみようと思います。
(troccoはFacebook広告以外にも、Yahoo!スポンサードサーチ、Google広告、Twitter広告、LINE Ads Platformに対応)

その他にも広告やデータベースなど、様々な分析データをETL・転送した事例をまとめました。
[troccoの使い方まとめ(CRM・広告・データベース他)]
(https://qiita.com/hiro_koba_jp/items/2b2caa040804e402bda7)

trocco概念図(広告可視化).png

ゴール

↓こんなのを15分くらいで作り上げます(当然、作ったあとは自動で最新値が更新されるようにします)
qiita_20191210_1.png

こんな人におすすめ

  • 広告出稿を、複数媒体で行っている方
  • 様々な広告媒体レポートを、統合管理したい方
  • 広告管理画面のスクレイピングや、データ取得作業に疲れている方・・・

1. troccoでFacebook Ads→BigQueryの転送自動化

1-0. 事前準備

troccoのアカウント・Googleアカウントが必要です。
無料トライアルもやっているみたいなので、事前に申し込み・登録しておいてください!
(申込時に、この記事を見た旨を記載して頂ければご案内がスムーズです)

1-1. 転送元・転送先を決定

トップページより、転送元にFacebook Ads Insightsを、転送先にBigQueryを選択し、転送設定作成ボタンを押します
qiita_20191210_2.png

すると、以下のような画面になるかと思いますが、これが設定画面です。
わからないことは右下のチャットで、直接聞いたりSlackのサポートから問い合わせることが出来ます。
qiita_20191210_3.png

1-2. Facebookとの連携設定

転送設定の名前とメモを適当に入力したら、「転送元の設定」内の「接続情報を追加」ボタンを押します。
qiita_20191210_4.png

別タブで接続情報の新規作成画面が開きますので、「Facebookアカウントを連携する」ボタンを押します。
qiita_20191210_5.png

Facebookログイン画面が出てきますので、内容を確認の上、進みます。
qiita_20191210_6.png

再度転送設定画面に戻り、PostgreSQL接続情報の「再読込」ボタンを押すと、作成した接続情報が選択できるかと思います。
qiita_20191210_7.png

1-3. Facebook Adsからのデータ抽出設定

これでFacebookとの連携は完了です。次に、どのようなデータを取得するか設定していきましょう。
ここでは試しにキャンペーンの日次レポートを抽出してみます。フィールドも適当なものを。
取得期間というのは、転送時にどのデータを取得するかを設定しています。ここでは、1日前の日付を指定して、レポート取得を行うようにしましょう。
qiita_20191210_8.png

1-4. 転送先BigQueryの設定

転送元と同じ要領で設定していきます。
データセットとテーブルはお好きな名前を入力してください。自動生成オプションを有効にすれば、データセット・テーブルが自動作成されます。
qiita_20191210_9.png

これで入力は完了です。「保存して自動データ設定・プレビューへ」をクリックし、確認作業に進みましょう。

1-5. データのプレビュー

転送元のデータがプレビューされます。ここでは1日前のキャンペーンデータが表示されています。
問題ないので、このまま「スケジュール・通知設定」に進みます。
qiita_20191210_10.png

1-6. スケジュール・通知設定

以下のように実行スケジュールを設定することで、転送を自動化することが出来ます。
qiita_20191210_11.png

1-7. データ転送ジョブの実行

設定は以上です。最後に、手動で転送ジョブを実行し、BigQueryにデータを送ってみましょう。
実行はジョブ詳細画面の「実行」ボタンを押すだけです。
qiita_20191210_12.png

2. BigQueryの設定

特に設定することありません。データが溜まっているので、今すぐに分析・可視化を行うことが出来ます。
念の為データをプレビューして確認してみます。
qiita_20191210_13.png

3. Google Data Portal(旧Data Studio)で可視化

BigQueryの画面から、「エクスポート > データポータル」を選択します。
qiita_20191210_17.png

すると、以下のようなData Portalの画面に遷移します。
試しに、キャンペーンごとのクリック数の日次推移を可視化してみましょう。
図の指示のとおりに変更してみてください。
qiita_20191210_15.png

すると、以下のようなグラフが出来上がります。
qiita_20191210_16.png

この画面はデータポータルの「エクスプローラ」という機能になります。
qiita_20191210_18.png

データポータルのトップ画面から、「レポート」を作成し、上述の通りグラフ作成を行うと、広告用ダッシュボードが出来上がります。
qiita_20191210_1.png

まとめ

いかがでしたでしょうか。troccoを使うと管理画面を触ることなく、簡単に広告レポートを取得し、DWH(BigQuery)に貯めることが出来ました。
また、BigQueryにデータを貯めると、データポータルというGoogleの無料ダッシュボードですぐに可視化することが出来ます。
実際に弊社サービスのtroccoにおいても、マーケティングKPI等をこのような流れで収集・分析しています。

試してみたい場合は、無料トライアルを実施しているので、この機会にぜひ一度お試しください。
(申込時に、この記事を見た旨を記載して頂ければスムーズにご案内できます)

その他にも広告やデータベースなど、様々な分析データをETL・転送した事例をまとめました。
[troccoの使い方まとめ(CRM・広告・データベース他)]
(https://qiita.com/hiro_koba_jp/items/2b2caa040804e402bda7)

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