6
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

Facebook広告のレポートをBigQueryに自動同期し、Data Studioで可視化する

Last updated at Posted at 2019-12-10

概要

広告レポートの分析って、面倒ですよね・・・。
何が面倒かって、複数の媒体を使っている場合、それぞれの管理画面からデータを取ってきて、一元化するまでが一苦労です。
そもそも媒体数分の管理画面へのログインが発生しますし、それぞれの値の単位を揃えてあげる必要等もあります。
今回は、troccoという分析基盤向けデータ統合サービスを使い、レポート取得の自動化+DWHへの統合+可視化までやってみようと思います。
(troccoはFacebook広告以外にも、Yahoo!スポンサードサーチ、Google広告、Twitter広告、LINE Ads Platformに対応)

その他にも広告やデータベースなど、様々な分析データをETL・転送した事例をまとめました。
troccoの使い方まとめ(CRM・広告・データベース他)

trocco概念図(広告可視化).png

ゴール

↓こんなのを15分くらいで作り上げます(当然、作ったあとは自動で最新値が更新されるようにします)
qiita_20191210_1.png

こんな人におすすめ

  • 広告出稿を、複数媒体で行っている方
  • 様々な広告媒体レポートを、統合管理したい方
  • 広告管理画面のスクレイピングや、データ取得作業に疲れている方・・・

1. troccoでFacebook Ads→BigQueryの転送自動化

1-0. 事前準備

troccoのアカウント・Googleアカウントが必要です。
無料トライアルもやっているみたいなので、事前に申し込み・登録しておいてください!
(申込時に、この記事を見た旨を記載して頂ければご案内がスムーズです)

1-1. 転送元・転送先を決定

トップページより、転送元にFacebook Ads Insightsを、転送先にBigQueryを選択し、転送設定作成ボタンを押します
qiita_20191210_2.png

すると、以下のような画面になるかと思いますが、これが設定画面です。
わからないことは右下のチャットで、直接聞いたりSlackのサポートから問い合わせることが出来ます。
qiita_20191210_3.png

1-2. Facebookとの連携設定

転送設定の名前とメモを適当に入力したら、「転送元の設定」内の「接続情報を追加」ボタンを押します。
qiita_20191210_4.png

別タブで接続情報の新規作成画面が開きますので、「Facebookアカウントを連携する」ボタンを押します。
qiita_20191210_5.png

Facebookログイン画面が出てきますので、内容を確認の上、進みます。
qiita_20191210_6.png

再度転送設定画面に戻り、PostgreSQL接続情報の「再読込」ボタンを押すと、作成した接続情報が選択できるかと思います。
qiita_20191210_7.png

1-3. Facebook Adsからのデータ抽出設定

これでFacebookとの連携は完了です。次に、どのようなデータを取得するか設定していきましょう。
ここでは試しにキャンペーンの日次レポートを抽出してみます。フィールドも適当なものを。
取得期間というのは、転送時にどのデータを取得するかを設定しています。ここでは、1日前の日付を指定して、レポート取得を行うようにしましょう。
qiita_20191210_8.png

1-4. 転送先BigQueryの設定

転送元と同じ要領で設定していきます。
データセットとテーブルはお好きな名前を入力してください。自動生成オプションを有効にすれば、データセット・テーブルが自動作成されます。
qiita_20191210_9.png

これで入力は完了です。「保存して自動データ設定・プレビューへ」をクリックし、確認作業に進みましょう。

1-5. データのプレビュー

転送元のデータがプレビューされます。ここでは1日前のキャンペーンデータが表示されています。
問題ないので、このまま「スケジュール・通知設定」に進みます。
qiita_20191210_10.png

1-6. スケジュール・通知設定

以下のように実行スケジュールを設定することで、転送を自動化することが出来ます。
qiita_20191210_11.png

1-7. データ転送ジョブの実行

設定は以上です。最後に、手動で転送ジョブを実行し、BigQueryにデータを送ってみましょう。
実行はジョブ詳細画面の「実行」ボタンを押すだけです。
qiita_20191210_12.png

2. BigQueryの設定

特に設定することありません。データが溜まっているので、今すぐに分析・可視化を行うことが出来ます。
念の為データをプレビューして確認してみます。
qiita_20191210_13.png

3. Google Data Portal(旧Data Studio)で可視化

BigQueryの画面から、「エクスポート > データポータル」を選択します。
qiita_20191210_17.png

すると、以下のようなData Portalの画面に遷移します。
試しに、キャンペーンごとのクリック数の日次推移を可視化してみましょう。
図の指示のとおりに変更してみてください。
qiita_20191210_15.png

すると、以下のようなグラフが出来上がります。
qiita_20191210_16.png

この画面はデータポータルの「エクスプローラ」という機能になります。
qiita_20191210_18.png

データポータルのトップ画面から、「レポート」を作成し、上述の通りグラフ作成を行うと、広告用ダッシュボードが出来上がります。
qiita_20191210_1.png

まとめ

いかがでしたでしょうか。troccoを使うと管理画面を触ることなく、簡単に広告レポートを取得し、DWH(BigQuery)に貯めることが出来ました。
また、BigQueryにデータを貯めると、データポータルというGoogleの無料ダッシュボードですぐに可視化することが出来ます。
実際に弊社サービスのtroccoにおいても、マーケティングKPI等をこのような流れで収集・分析しています。

試してみたい場合は、無料トライアルを実施しているので、この機会にぜひ一度お試しください。
(申込時に、この記事を見た旨を記載して頂ければスムーズにご案内できます)

その他にも広告やデータベースなど、様々な分析データをETL・転送した事例をまとめました。
troccoの使い方まとめ(CRM・広告・データベース他)

6
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
6
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?