はじめに
BIやDWHに関わる仕事をしているのですが、さまざまなベンダーのツールを触ったり事業戦略やコミュニティを見ているとTableauを無視できなくなってきました. どの案件でも「Tableauはどうなの?」というお言葉をいただくことが当たり前になっているとも思えます. Tableauの導入経験はあるもののなんちゃってエンジニアなので、対外的にアピれるようAssociateの資格でもとろうかと思い、自分が知らなかったり大切だと思った内容をメモって行きたいと思います.
Tableauの資格範囲や勉強方法などは他の記事にたくさんあるので、そちらを参考にしてみてください
追加
note にも載せてみています. 反応ややり易さを見てどちらかにシフトしようと思います.
https://note.mu/document
簡易表計算
Tableauがデフォルトで持っている簡単な計算式の事. ここにある
簡易計算の中で年度累計値の計算ができるのですが、デフォルトですと1月になっているので、日付のディメンションの設定から"会計年度の開始"を変更することができます
# レファレンスライン
レファレンスライン(Reference Line)とは、主たるグラフ上に付加情報を表示したい場合に、人の認知のしやすさ(=スペースを最小限で使う)ための可視化方法です。特に前年比(YTD)等を表現するために用いられることが多いです。また同様なイメージが作れるグラフでブレッドグラフというものもありますが、今回はレファレンスラインで実装までします
やり方 - データ:スーパーストア
1. 去年値のカラムを作成
去年の売上値を持つカラムを新規に作成します. やり方は複数ありますが、今回は簡単にLookupで作成しました. ただこのやり方だとフィルターかけたりすると表示されなくなるので、表計算を使用したほうが実務よりです.
2. グラフ作成
Tableau のアナリティクス パネル(Analytics pane)からカスタムのリファレンス ラインを使用します. 表示する"線" を設定.
完成
簡単に作れたと思います。今回のグラフは極端な例になりますが、今年vs去年という味方はどこでも行う観点でしょう. こうすることで、分析のスペースを有効に使えるようになり、見やすいグラフが作れるようになると思います.
参考
悪いケースも載せておきます. 去年と今年を両方とも棒グラフで並べてしまうとスペースもとってしまうし、見なけれべならない値(=今年)に対して人間の注意を引くことができません
まとめ
いかがでしたでしょうか.
コンテンツも思いついたものを乗せているので、一度どこかで整理はしたいです.