はじめに
今回の記事が初投稿となります。
今現在、私は未経験からIT業界への転職を目指して日々勉強中です。
ITに関する勉強を始めてみて、「Linux」というものにここ数週間触れてきました。さらにLinuxの操作は基本的には「CUI」で行われます。
そこで今回の記事では、Liunx、CUIの理解を深めるために、「Linuxとは何か」、「GUIとCUIの違いとは」をテーマに整理していきます。
Linuxとは?
Linuxとは OS(Operation System) の一種であり、誰でも無料で使えて、2次利用可能な オープンソースソフトウェア(OSS) のことです。
OSというと私はWindows、macOSくらいしか認識がなく、Linuxという単語は初めて知りました。いままで知らずに生きてきましたが、特に不都合等はなく、なぜこのLinuxがIT業界で使われているのか、どのような用途で使われているのか、もう少し掘り下げてみようと思います。
なぜLinuxが使われているのか?その用途は?
Linuxは 「Webサーバー」、「データベースサーバー」 等に使用されております。
LinuxがWebサーバー、データベースサーバーとして利用されている理由は OSSのためコストを安く抑えられる というのがあります。
その他に、世界中でサーバー用途として広く利用されているため信頼性が高い、運用がしやすい、OSSのためブラックボックスな部分がなくOS内部の動作まで確かめることができる等の特長があるようです。
ここで参考までにWindowsサーバー用OS(Windows Server)の金額を以下に示します。
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Windows Server 2025 Standard エディション
推奨される MSRP:USD$1,176
(日本円: 約16万円ほど 2025/2/24現在) -
Windows Server 2025
Datacenter エディション
推奨される MSRP:USD$6,771
(日本円: 約92万円ほど 2025/2/24現在)
上記の違いはよくわかりませんが、安価な「Windows Server 2025 Standard エディション」の「約16万円」とした場合で考えてみても、Webサーバーの台数が数百台という規模になれば、導入コストが相当の金額になるというのがわかります。
ちなみに、 企業の重要なサーバー(基幹系、ミッションクリティカル系と呼ばれるもの)は「Windows Server」が多く利用されている ようです。
これは、Linuxは無償のため何か障害があれば、自力で問題に対処しなければらならないのに対し、Windows Serverであれば、サポートが手厚いためと考えられます。
もし、自分がインフラ環境を構築するとなった際には、用途に応じて上記のサーバーOSを適切に選択したいと感じました。
また余談ですが、自分は普段からWindowsを使用しており、Windows(クライアント用OS)も無料ではなく、PCの価格の中にWindowsの料金が含まれているということを知りました。
amazonで「window11 home 日本語版」の料金を調べてみたところ、 「¥16,200」 でした。(2025/2現在)
アップデートは無料であり、OSに料金が発生しているというのを意識できていなかったので、この機会に知ることができてよかったです。
LinuxとWindows Serverの比較
参考までにLinuxとWindows Serverの比較表を以下に示します。
※ChatGPTを使って作成しております。
比較項目 | Linuxサーバ | Windowsサーバ |
---|---|---|
基本OS | Linux (各ディストリビューション: Ubuntu, CentOS, RHEL, Debian など) | Windows Server (各バージョン: Windows Server 2016, 2019, 2022 など) |
ライセンスコスト | 無料 (一部の商用ディストリビューションは有料) | 有料 (ライセンス料が必要) |
運用コスト | 低コスト (オープンソースソフトウェア活用) | 高コスト (ライセンス、GUIツールの維持費がかかる) |
セキュリティ | 高い (オープンソースで脆弱性が迅速に修正される) | 比較的高い (定期的なアップデートが必要) |
安定性 | 高い (長時間の稼働が可能) | 安定しているが、アップデート後の再起動が必要 |
柔軟性 | 高い (カスタマイズ性が高く、スクリプト・自動化が容易) | 低い (カスタマイズ性はLinuxより劣る) |
GUIの有無 | 基本的にはCUI (GUIの利用も可能) | GUIあり (Windows管理ツールを利用可能) |
対応ソフトウェア | オープンソースソフトウェアが豊富 (Webサーバ、データベースなど) | Microsoft製ソフトウェアとの互換性が高い (IIS, SQL Server, Active Directory) |
システム管理 | コマンドライン (SSH・スクリプトで管理) | GUIベースの管理ツール (リモートデスクトップ, PowerShell) |
用途 | Webサーバ、データベースサーバ、クラウド・コンテナ環境、科学技術計算 | 企業の業務システム、Active Directory、Windowsアプリケーションのホスティング |
主な採用業界 | Google, Amazon, Facebook などのIT企業、大規模クラウドプロバイダー | 企業のIT部門、金融機関、医療機関、官公庁 |
GUIとCUI
基本的にLinuxの操作はCUIで行われます。
そこでGUIとCUIについて、その違いと両者のメリット・デメリットを比較してみたいと思います。
GUIとは
Graphical User Interfaceの略で、WindowsやmacOSなど現在の一般的なOSにおいて採用されているインターフェース(接点、境界)のことです。
マウスやタッチパネル等のデバイスを用いて、画面上のメニューやアイコンをクリックして、直感的に操作が行えます。
CUIとは
Character User Interfaceの略で、キーボードからコマンドなどを入力し、文字列として結果を出力するインターフェースのことです。
GUIでは、マウスでダブルクリックをしてフォルダを移動したり、キーボードでCtrl+Cと打ってコピーしたりと操作を行いますが、CUIではターミナルと呼ばれる黒い操作画面に、cd,cpといったコマンドを入力して操作します。
GUI・CUIのメリット・デメリットの比較
GUI・CUIのメリット・デメリットの比較を以下に示します。
※ChatGPTを使って作成しております。
項目 | GUI(Graphical User Interface) | CUI(Character User Interface) |
---|---|---|
操作性 | 直感的でわかりやすい | キーボードのみで高速に操作可能 |
学習コスト | 初心者でも学習しやすい | コマンドの知識が必要で、学習コストが高い |
効率性 | 視覚的に操作しやすいが、細かい設定は時間がかかる | スクリプトやコマンドで自動化でき、高速に処理可能 |
柔軟性 | メニューやボタンで制限されることがある | 高度なカスタマイズや自動化がしやすい |
システム負荷 | グラフィカルな要素が多く、システム負荷が高い | テキストベースのため、システム負荷が低い |
リモート操作 | VNCやリモートデスクトップが必要 | SSHなどで軽量なリモート操作が可能 |
なぜLinuxではCUIが使用されるのか?
改めてLinuxの操作は基本的にCUIで行われます。
これはなぜなのでしょうか?
上記の比較結果を踏まえつつ、自分の言葉で整理してみたいと思います。
GUIがデフォルトでインストールされていないため
一般的なLinuxディストリビューション(Ubuntu Server、CentOS、Debianなど)は、デフォルトでGUIがインストールされていません。
そのため、GUIを実装する場合には、インストールする手間が増えます。
サーバーの台数が大規模な場合では、インストール作業に労力がかかること、また増設したい場合に再度インストールをしなければならないことから、非生産的であると考えられます。
システム負荷が小さいため
GUIではウィンドウやアイコンなどの画像処理を必要とするため、CPUやメモリを消費します。 CUIではテキストベースで作業するため、余分なリソース消費がなく、サーバーの負荷を最小限に抑えられると考えられます。
作業効率性に優れるため
CUIではコマンドを組み合わせることにより、 複雑な処理を実行できます。
サーバーの中には膨大なデータがあり、それらの内容をGUIで編集しようとすると、修正ミスや漏れ等の人為的なミスが発生しやすくなると考えられます。
一方、CUIでは複雑な処理・自動化に優れています。
例えば、あるテキストデータから特定の文字列を検索するという場合には、以下のようなコマンドで実行できます。
$ grep [a-d] sample.txt
上記の例はgrepというコマンドを使用して、sample.txtというファイルからaからdまでのいずれかの文字列を検索し出力するというものです。
さらに、|(パイプ)、オプションを使うことで、より複雑な操作が可能となります。
終わりに
ここまで「Linuxとは?」、「GUI・CUIの違いとは?」というテーマで整理しました。
自分がLinuxを操作するに当たり、最初に疑問に感じたことを可能な限り体系的に整理したいと思い、このテーマを選びました。
これからLinuxを習得される方に、微力ながら貢献できれば幸いです。
また、初めて記事を投稿してみましたが、Markdown記法に慣れていないこと、自身のITに関する知識が浅いこと、頭の中の断片的な情報をうまく言語化できていないこと等から、記事を書くのに1日半ほど要しました。
今後は記事のスピードアップを図るとともに、自身の知識を深化すべく、定期的に記事を投稿できればと思います。