はじめに
公式ドキュメントを参考にとあるコマンドを実行してみたら上手くいかなかったので、備忘録として残しておく。
内容
コマンドを使って組織(Org)内のSnowflakeアカウント一覧を表示したい時、「snowflake 組織内のアカウント一覧 表示」というような検索ワードで調べると、下記日本語ドキュメントがヒットする。
ドキュメントによると、SHOW ORGANIZATION ACCOUNTS;
コマンドで組織内のすべてのアカウントをリスト表示できるらしい。
しかしORGADMINロールで上記コマンドを実行してみても、組織内のアカウントは表示されなかった。
英語の方のドキュメントを見てみると、どうやらこのコマンドは組織内のアカウントをリストするのではなく、Organization Account(組織アカウント)をリストするという挙動に変更されたらしい。
Organization Account(組織アカウント)とは、組織管理者が組織全体に影響するタスクを実行するために使用する特別なタイプのアカウントのこと。
記事執筆時点ではプレビュー段階だが、今後は既存のORGADMINロールを使った組織管理から組織アカウントを使った管理へ移行していく予定らしい。
英語のドキュメント曰く、現在はSHOW ACCOUNTS;
コマンドを使うことで組織内のアカウント一覧を表示できるとのこと。
ORGADMINロールでSHOW ACCOUNTS;
コマンドを実行すると、組織内のアカウント一覧が得られた。
まとめ
日本語ドキュメントの内容が最新の状態に追いついておらず、古い情報のままになっていたことが原因で最初に実行したコマンドでは意図した結果を得られなかった。
Snowflakeは機能リリースが早いので、なるべく最新情報を得るために英語のドキュメントを見るのが大事だと再認識した。
他にも、例えば下記ページも日本語ドキュメントは最新の情報に追いついていないので、最新の情報をインプットするには英語のドキュメントも確認する必要がある。(記事執筆時点)