目次
アイデア
このアプリは、コミュニティバスの時刻表、遅延情報、運行経路、追跡、混み具合、説明を掲示します。
タイトル
バスが苦手な人も乗れるようになるアプリ。
地域の問題・課題
静岡県島田市を地域として選び、アプリを作成しました。
島田市にはバスの利用者が少ないという課題があります。その結果、コミュニティバスの運行本数や運行時間が減ってしまっています。
コミュニティバスを利用する人を増やし、いつでもどこでも行ける街づくりをしたいと考えました。
アプリの内容
このアプリは、“リアルタイム”のバスの情報を提供します。“今”のコミュニティバスの時刻表、追跡・遅延情報、運行経路、混み具合、説明をします。
時刻表は実際の島田市のHPから引用したものを使用しました。
追跡・遅延情報、運行経路はマップを使用しました。
混み具合はイラストを利用してシンプルで分かりやすくしました。
説明は前払いや後払い、高校生以下の運賃半額などを掲載しました。また、自由にバスに乗った感想など共有できるよう、コメントを残せるようにしました。
マーケティング
<マーケティングの手順>
①ペルソナ
②カスタマージャーニーマップ
③SWOT分析
④STP分析
⑤4P分析
①ペルソナ
ペルソナとは、マーケティングにおいて活用される概念で、「自社製品・サービスのターゲットとなる架空の人物像を、具体的なイメージに落とし込んだもの」です。ターゲットは年代や性別といった属性で区切った「集団」であるのに対し、ペルソナはその集団に属する「個人」をより具体的にイメージできるようにしたものです。
ペルソナを設定することでターゲットとなるユーザーのニーズや効果的なアプローチ方法を見つけることができました。
②カスタマージャーニーマップ
カスタマージャーニーマップとは、ユーザーが自社製品・サービスの購入や登録といった意思決定に至るまでのプロセスをまとめたもののことです。
カスタマージャーニーマップを作製することで、ターゲット、ユーザーの視点になって考えることができました。また、様々なフェーズでユーザーに興味を持ってもらうにはどうしたらよいかも考えることができました。
③SWOT分析
SWOT分析とは、経営やマーケティングの戦略策定のために、自社をとりまく環境を多角的に分析するためのフレームワークです。
作成するアプリがどんなんことに特化しているのか、またどんな弱点があるのか整理することができました。そのため、どんなんことに注意してアプリを制作していけばよいか考えることができました。
④STP分析
STP分析とは、セグメンテーションで市場の全体像を把握し、ターゲティングでその中から狙うべき市場を決定し、ポジショニングで競合他社との位置関係を決定するフレームワークのことです。
今までの分析をもとにして、大まかなアプリのポジションを目標として制作することができました。
⑤4P分析
「4P分析」とは、自社商品・サービスにまつわる「Product(商品)」「Price(価格)」「Place(流通)」「Promotion(販売促進)」の、4つの頭文字をとったマーケティング手法です。
それらの“P”についてまとめ、アプリを作成した後のことも考えて作りました。カスタマージャーニーマップを利用して、Promotion(販売促進)での広告活動をイメージして作成しました。よりユーザーに興味を持ってもらえるアプリのマーケティング手法になったと思います。
デザイン
Marvelを使用し、iPhone用のアプリとして作成しました。Marvelでは、アプリのデザインを細かく作成することができました。Zの法則やFの法則を意識したり、わかりやすくイラストを使用したりしました。
デザイン説明
QRコードを読み込むとMarvelでのアプリのデザインが見れます。

感想
今回、地域の課題解決のためにアプリを作成して地域の課題を知ることができました。5つのマーケティングを行い、作成しようとしているアプリが実際に課題を解決できるのか、深く考えることができました。分析を行うことで課題とアプリがどういったつながりを持つのかも考えることができました。また、デザイン案を作成することで、具体的なイメージが成り立ち、分かりやすいアプリを作成するためにもっとこうしたらよいのではないかと、分析では出なかった案も生まれました。
アプリ制作が地域を知る機会になり、高校生でも地域に貢献できることが分かりました。そういった小さな活動が大切だと感じました。
静岡県立島田商業高校 こちらクリック
Marvel HP こちらクリック







