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Figma APIで特定File内の任意のFrame名を全てクリップボードにコピーする

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@xrxoxcxox さんのcurlでやる方法ではなく、JavaScriptでやる方法です。

やりたいこと

下記のようなことを想定しています。

  • FigmaのFrame名を画面名やIDにしており、それをスプレッドシート等で管理(一覧化)するために、Figmaから対象のFrame名一覧を取得したい

どうやるか

  • DevToolsのConsoleを利用し、JavaScriptで取得する

手順

下記のような手順で実行します。

  1. Figmaの該当ファイルを開く
  2. ⌘ + Option + I or Ctrl + Shift + I でDevToolsを開き、Consoleタブを開く
  3. 抽出したいFigmaのFrameを選択する
  4. 後述するコードをConsoleに貼り付けて実行する
  5. クリップボードに選択したFrame名がコピーされるので、それをスプレッドシートなどに貼り付ける
let selection = figma.currentPage.selection;

let frameNames = selection.map(n =>  n.name).join("\n");

copy(frameNames);

Figma内に4つのダミーのFrameがあり、それを選択した状態の画面のキャプチャ。画面下部にはDevToolsのConsoleタブのページが開いている

スプレッドシートに改行されたテキストを貼り付けたキャプチャ

ポイント

過去の記事でも書きましたが、FigmaではDevToolsを使えば、Figma APIをJavaScriptで扱って色々できます。

  • figma.currentPage.selection は「現在のページ」の「選択中」のレイヤーを意味します。
  • selection.map() では、上記で取得したレイヤーの配列に対し処理を行い、新しい配列として frameNames に格納します。
  • join("") は、配列に対し、その引数の文字列で区切った文字列を返してくれます。この場合は、\n という改行コードで区切るようにします。
console.log(selection.map(n =>  n.name))
// ["01. トップページ", "02. 会社概要", "03. お問い合わせ", "04. プライバシーポリシー"]

console.log(selection.map(n =>  n.name).join("\n"))
// .join("\n")で下記に変わる
// 01. トップページ
// 02. 会社概要
// 03. お問い合わせ
// 04. プライバシーポリシー

最後のcopy()はDevToolsに用意されている関数で、これだけでクリップボードにコピーされます。
※普通のWebページなどで実行しても使えません。

さらに応用

ひと手間加えて、対象のFrameのURLも取得してしまいましょう。
先にサンプルコードを載せます。

// FileのURLからファイル名までを手動でコピーする
// ※下記はダミーのURL
let fileURL = "figma://file/vkVHI0JG0CpE2cULt13eh7/Sample"

let selection = figma.currentPage.selection;

let frameNames = selection.map(n => {
	// Frameの名前
	const name = n.name;
	// 前述したFileのURLと、FrameのNodeIDをくっつけるとこのFrameへのURLになる
	const url = `${fileURL}?node-id=${n.id}`;

  // 名前とURLをタブ区切り(`\t`)した文字列にする
	return `${name}\t${url}`
});

// 名前とURLのセットを改行区切り(`\n`)にする
let result = frameNames.join('\n');

// クリップボードにコピー
copy(result);

ポイント

  • APIからFileのURLを直接取得できないので(たぶん)、Figmaでの Copy URL などでFileのURLを取得して文字列として格納する
  • スプレッドシートのセルを列で分けて貼り付けるために、タブ区切りをする。そのために先程の改行コードのようにタブ区切りの \t を挟んだ文字列にする

Frameの名前とURLを行列で貼り付けた画面のキャプチャ

まとめ

こんな感じでレイヤー(コードでいじる上ではNodeと呼びます)をどうこうできるので、また興味があればコードをカスタマイズして色々試してみてください!
(例えば、選択したレイヤーではなく、第一階層のFrameにしたければ...など。)

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