プログラミングは芸術だ!
芸術のためのプログラミング言語「Processing」!
Processing とは
Processingは、電子アートとビジュアルデザインのためのプログラミング言語です。
アーティストによるコンテンツ制作作業のために、詳細な設定を行う関数を極力排除し、
直感的にコードを書いていけるよう作られているのが特徴の1つです。
また、書いたコードを実行すれば、視覚的な実行結果を即確認できるので、
初めてプログラミングを学習する方から熟練エンジニアまで、幅広い層の方が、
楽しんでコードを書くことができるのも大きな魅力です。
Processing でできること
- プログラミングで、絵を描くことができます。
- IDE(統合開発環境)が無償で提供されていますので、環境構築は簡単、すぐにコードを書いて実行していけます。
- 点、線、円、四角形といった図形描画に役立つ命令が多く存在します。
- マウスやキーボード入力等のイベントドリブン型の処理を書けるので、アート表現だけでなくゲーム等を作成することも可能です。
- プログラムの実行結果は、pngなど画像出力が可能です。
Processingのインストール(Mac)
まずは、Processingの公開サイトへアクセスしましょう。
https://processing.org/
TOPページ中央にある「Download Processing」をクリックすると、
OS別に分かれたIDEのダウンロードページへ遷移します。
現行の最新バージョンは、3.5.3です。
Windows、Mac、Linuxの3種が用意されていますので、環境に応じたものをダウンロードします。
私はMacを利用していますので、ここではMac版をDLします。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして解凍、
あとはファイルをアプリケーションフォルダに入れればインストールは完了です。
Processingを実行してみましょう。
実行画面が開くことが確認できるかと思います。
サンプルコードを動かしてみよう
まずは何かコードを動かしてみましょう。
Processingは、サンプルコードが多数用意されていますので、
こちらを実行してみます。
ここでは基本的な処理の書き方や、グラフィカルな動きが楽しめるデモコード等、
多数のコードが準備されています。
今回は「Demo」の1つ「DepthSort」を選択します。
これで「DepthSort」のコードがエディタ上に展開されました。
コードを実行してみます。
七色の三角形が円を描くように描画されるアニメーションが確認できました。
既存のサンプルを一部書き換えたりしていくと、
実行結果も大きく変化していきます。トライ&エラーを繰り返し、
Processingの理解を深めていくのも楽しさの1つです。
基礎から勉強してみたいなら
Processingの情報は、Gitやコミュニティ等でも広く発信されており、
情報量は比較的多い環境となっています。公式の情報は英語が多いと思います。
手元に書籍を置いて勉強したいなら、以下の書籍がおすすめです。
数学から創るジェネラティブアート - Processingで学ぶかたちのデザイン
https://gihyo.jp/book/2019/978-4-297-10463-4
コードを書く際に必要な数学的要素を、基礎から分かりやすく、
美しいビジュアルの実行結果と併せて解説している書籍です。
まとめ
Processingは、誰でも簡単に環境を立てることができ、
かつ、直感的にコードを書いて実行していけるのが最大の魅力です。
まずはお手元の環境に、Processingを入れてみるところから始めてみませんか!