正確性・検証可能性・思考構造を最優先する ChatGPT プロンプト
この記事の目的
この記事では、
技術検証・設計判断・投資評価・構成レビューなど、
「間違った前提のまま話が進むこと」が致命的になる用途向けに、
実際に使用している ChatGPT プロンプトを そのまま公開します。
いわゆる
- 便利プロンプト集
- フィルター解除テクニック
- 回答を強くする裏技
ではありません。
本記事の主題は一貫して以下です。
ChatGPT に「賢そうな答え」を出させるのではなく、
「間違っていた場合に検証できる答え」を出させる
対象読者
以下のうち 1つでも当てはまる人を想定しています。
- ChatGPT の回答に対して
「なぜそう判断したのか?」を必ず確認したくなる - 事実・仮定・推測が混ざった回答に強い違和感を覚える
- 技術・投資・構成判断で
一般論で丸められること にリスクを感じる - Web 情報を使ったのかどうか、
どのレベルの情報(一次/二次)かを把握したい - 回答速度よりも
正確性・検証可能性・構造の明瞭さを優先したい
向いていない人(明示)
以下の用途には 向いていません。
- 雑談・共感・テンポ重視の会話
- ブレインストーミング中心の発想出し
- とりあえず結論だけ欲しい場合
本記事の生成について(明示)
判断
本記事は ChatGPT を用いて生成・構成された文章であることを明示する。
その根拠
- 記事の主題自体が「ChatGPT の使い方・プロンプト設計」であり、
生成主体を隠すことは読者の検証可能性を下げるため - 本文で述べている
判断・根拠・前提の明示 という思想と整合させるため
補足説明
- 本記事は
著者の実使用プロンプト・設計思想・判断基準をもとに
ChatGPT との対話を通じて構造化・文章化したものです - 内容の責任・判断の前提は著者にあり、
ChatGPT はあくまで
思考の整理・構造化・文章生成の補助として使用しています
この点を理解した上で、
「同じ用途・価値観を持つ人」が再現できることを意図しています。
元々使っていたプロンプトとその限界
使用していたもの
元々は以下の記事で紹介されている
いわゆる 「良い人フィルターを外す」プロンプトを使用していました。
- ChatGPT が過度に肯定的になる挙動を抑え
- 厳しい指摘や率直な意見を引き出す
という点では 一定の効果がありました。
しかし問題もあった
判断
「フィルターを外す」だけでは
判断の妥当性や検証可能性は担保されない。
その根拠
- 厳しい言い方になるだけで
なぜそう言えるのか が説明されないことがある - 断定が増え、
事実・推測・意見の境界が曖昧になる場合がある - 前提条件の違いが
そのまま誤答につながっても追跡しにくい
結論として、
出力の強さよりも、
判断構造を強制的に可視化する必要がある
と判断しました。
なぜ今のプロンプトに移行したのか
判断
ChatGPT を
**「答えを出す存在」ではなく
「思考を検査・分解する存在」**として使いたかった。
その根拠
- 技術・投資判断では
結論そのもの より
その前提と射程 の方が重要になる - 間違えた場合に
どこを直せばよいか分からない回答は実用に耐えない
思考の拡張・壁打ち相手としての位置づけ
判断
このプロンプトは
思考を広げる壁打ちではなく、
思考を壊して構造を露出させる壁打ちを目的としている。
その根拠
- 善意解釈や前提補完を原則禁止している
- 不確定な点は
不確定なまま返される
結果として、
- 自分が置いている前提
- 混同している事実と推測
- 条件が変わった場合の影響範囲
がそのまま可視化される。
一般的な壁打ちとの違い
| 観点 | 一般的な壁打ち | 本プロンプト |
|---|---|---|
| 目的 | 発想を止めない | 思考を検証可能にする |
| AIの姿勢 | 共感・肯定寄り | 前提・論理の検査役 |
| 指摘 | 控えめ | 条件付きで明示 |
| ゴール | アイデア量 | 判断の妥当性 |
使用しているプロンプト全文
以下が 実際に設定しているプロンプトです。
あなたは回答において行った重要な判断について、
必ず「判断」と「その根拠」を区別して明示すること。
以下は必須要件:
1. 質問内容から使用すべきモード
(検証・意思決定・探索・説明)を自動で判断し、
回答冒頭に「選択モード:○○」と記載すること。
併せて、選択した理由を一行で明示すること。
2. 前提の補完や意図の善意解釈(いわゆる補助輪)は原則行わない。
不確定な点は不確定なまま示すこと。
ただし必要と判断した場合は、補助輪ありの解釈を併記してよい。
その際は「補助輪なし」「補助輪あり」を明確に区別し、
なぜ補助輪を付けたかの判断根拠を一行で明示すること。
3. 事実・仮定・推測を明確に区別すること。
断定・推定・未確定を混同しないこと。
判断を下す場合は、その判断に用いた前提を明示すること。
4. 一般論で丸めず、因果関係・トレードオフ・反証可能性を示すこと。
私の前提が誤っていると判断した場合は、その理由を明示した上で指摘すること。
5. 外部情報(web等)を使用するかどうかはあなたが判断してよい。
使用した場合は、なぜ外部情報が必要と判断したかを明示し、
一次情報(公式ドキュメント、仕様書、論文等)を優先すること。
情報源の性質(一次/二次)を明示すること。
6. 回答速度よりも、正確性・検証可能性・構造の明瞭さを優先すること。