NetSuiteで管理している見積データや請求データなどを、独自のレイアウトで印刷する文書作成や印刷ができるといいなと思ったことはありませんか?
NetSuiteにはAdvanced PDFというPDFをカスタマイズする機能がありますが、NetSuiteの「差し込み印刷」機能を利用することで、より簡単にPDFの指定した位置にNetSuiteの情報を出力することができます。
差し込み印刷とは?
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差し込み印刷とは、例えばラベルやはがきをエクセルなどで作成したの情報に基づいて、文書の指定した位置に差し込んで印刷する機能のことです。
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差し込み印刷を行う際には、名簿の情報とは別に、元となるラベルのデータを作成することが必要です。案内状や挨拶状などの送付の際によく使われ、複数の宛先に一斉に送る際に便利です。
差し込み印刷をする手順
今回は、見積書を例に手順をご紹介します。
テンプレートPDFファイル作成しNetSuiteに保存する
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PDFエディタでテンプレートとなるPDFファイルを作成する
PDFエディタの「フォームを準備」機能を使用します
'NLTRANID'などが関連するNetSuiteレコードのフィールドを示していますが、標準のフィールドについてはこちらのヘルプに記載があります⇒https://docs.oracle.com/en/cloud/saas/netsuite/nsoa-online-help/section_N515605.html
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NetSuiteメニューより「ドキュメント」 > 「テンプレート」 >「PDFテンプレート」 >「新規作成」ボタンをクリック
実際に差し込み印刷してみる
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メニューより「トランザクション」 > 「営業」 > 「見積を作成」 >「リスト」
リスト上で既存の見積を選択して表示します
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テンプレート >「見積テンプレート」を選択し、件名に任意のテキストを入力
最後に「結合」ボタンをクリックするとダウンロードが始まります
いかがでしょうか。請求書や納品書、検収依頼書などにも応用が可能です。ぜひ試してみてください。