はじめに
AWS Capabilities by Region in AWS Builder Centerというものがリリースされたそうです。
どのような機能なのか確認してみました。
AWS Capabilities by Regionとは
FAQ からいくつか引用します。
- リージョン別のAWS機能とは何ですか?
リージョン別のAWS機能は、AWSリージョン全体でのAWSサービス、機能、APIおよびCloudFormationリソースの可用性に関する詳細な可視性を提供する計画ツールです。どの機能がどこで利用可能かを示し、将来を見据えたロードマップ情報と具体的なタイムラインを提供することで、グローバル展開について自信を持って決定を下すのに役立ちます。
- データはどの程度正確で最新ですか?
リージョン別のAWS機能のデータは、リージョン別可用性情報の権威あるソースです。システムは、AWSが新しい機能を起動するにつれて更新されます。データに関して懸念がある場合は、サポートリクエストを送信してください。
- リージョン別のAWS機能の使用にコストはかかりますか?
いいえ、リージョン別のAWS機能は無料で利用できます。AWS Knowledge MCPサーバーは無料で公開されており、AWSアカウントは必要ありません。使用にはレート制限が適用されます。
使ってみた
URLはこちらです。
ログイン無しで利用できました。
検索を開始するを押してみます。
直後に表示される画面はこのような感じです。
以下の3つの機能があるようです。
- サービスと機能
- APIオペレーション
- CloudFormationリソース
サービスと機能
サービスと機能にて、バージニア・オレゴン・東京・大阪リージョン、Bedrockでフィルターしてみました。
利用可能以外に下記の3つの表示パターンがあるようです。(Data Automationは2026 2Qに東京リージョンで利用可能になる予定なんですね!)
- リリース時期(上記の例では
2026 Q2) - 計画中
- 拡張予定なし
APIオペレーション
APIオペレーションにて、バージニア・オレゴン・東京・大阪リージョン、Bedrock AgentCoreでフィルターしてみました。
東京リージョンがバージニアやオレゴンと同じ対応状況です。
東京リージョンの優先度が高い証拠ですね!
S3Vectorsはこのような状況です。
・・・東京で利用可能??
確認してみましたが、利用できませんでした。
※下記はAdminユーザによる実行結果です。
大阪は少し異なるレスポンスが返ってきました。
東京リージョンはAPIオペレーション画面で確認したとおりの状態で、エンドポイントは既にあるけどまだアクセスが解放されていない、ということなのかもしれません。
東京リージョンの利用開放が間近に控えているのかもしれません。
CloudFormationリソース
CloudFormationリソースにて、バージニア・オレゴン・東京・大阪リージョン、Bedrockでフィルターしてみました。
FoundationModelの対応状況が比較的見やすいです。
Bedrock AgentCoreはこんな感じです。こちらも東京が全て利用可能になっています。
S3Vectorsは東京・大阪で計画中になっていました。
AWS Knowledge MCP Server
list_regions get_regional_availabilityが追加されたようです。
Claude Code Desktopを利用して、S3Vectorsが東京リージョンでCloudFormationに対応しているかどうか質問してみました。
下記のとおり、正確な情報を回答してくれました。
S3 Vectorsは東京リージョンでは計画中の段階です(isBeingPlannedIn)
AWS Blogで紹介されていた
ここまで使ってみてからブログの存在に気づきました。
「各リージョンではどの AWS 機能が利用できますか?」という質問がよく寄せられます。
という課題への解決策として提供された機能であるようです。
さいごに
少し使ってみて下記の点がいいと感じました。
- 見やすい(AWSドキュメントの表と比べて)
- リリース時期がわかる(決まっているものは)
- Builder Center未ログインで利用できる(MFA設定しているとログインするのが面倒に感じてちょっと閲覧に行くハードルになってしまうと個人的に感じています)
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