はじめに
以下の記事の続編です。
結論
10/28時点において、Knowledge BaseのLLMによるパースで選択できるClaudeモデルは、ドキュメントでは下記のとおりですが、Claudeの内、Haiku4.5とSonnet4.5は(おそらく)利用できません。
(※NovaとLLamaは未検証)
The following foundation model families can be used as a parser:
Claude vision models
Nova vision models
LLama 4 vision models
経緯
前回の記事では、AWSドキュメントの以下の記載と、実際に試した際に偶然発生した(真相は不明)エラーにより、クロスリージョン推論プロファイルは利用不可と判断していました。
Foundation model parsing is available in AWS Regions where these models are directly available (not through cross-region inference).
10/15に改めて試してみたところ、クロスリージョン推論プロファイル(Claude Sonnet 4)でデータ取込に成功しました!
ちゃんと検索もできます!
Haiku4.5を使いたい
先日10/15に BedrockでClaude Haiku4.5が利用可能 になりました。
コストが Claude Sonnet4.5 の1/3、Claude Sonnet4に匹敵するパフォーマンスとのことで、であればコストと性能のバランスを考えてぜひHaikuを使いたいものです。
早速試してみました。
Invalid Bedrock Foundation Model Parser Provided. Check your input and try again
データソース削除(Sonnet4)⇒データソース作成(Haiku4.5)を試したところエラーになりました。
リトライして、その後レスポンスが戻ってきません・・・
しばらく考えて、ベクトルバケットを削除し忘れていたことに気づきました。
でも削除ボタンはありません。
まだプレビュー期間なせいか、現状はマネコンからは削除できず、API(CLI、SDK)しか削除する方法は無いようです。
通常のS3バケット同様にバケット削除前に空にしておく必要があります。
# 1. インデックス削除
aws s3vectors delete-index --index-name bedrock-knowledge-base-default-index --vector-bucket-name bedrock-knowledge-base-p1qvbj
# 2. ベクトルバケット削除
aws s3vectors delete-vector-bucket --vector-bucket-name bedrock-knowledge-base-p1qvbj
あたらめてHaiku4.5でチャレンジしました。
ではSonnet4.5は・・・
じゃあもう一度Sonnet4で・・・こちらは成功します。
他のモデルもいくつか試したところ、10/28時点では下記の状況でした。(※すべてオレゴンリージョンです)
| モデル | データソース作成可否 |
|---|---|
| Haiku4.5 | ❌ |
| Sonnet4.5 | ❌ |
| Sonnet4 | ✅ |
| Sonnet3.7 | ✅ |
| Opus4.1 | ✅ |
| Opus4 | ✅ |
なお、ベクトルバケットが残っていた点については、データソース作成時にベクトルバケットが作成されるわけではないため、そもそもエラーとは関係していなさそうでした。
サポートに聞いてみた
ドキュメントについては誤りであったようで、担当部署にフィードバックしていただけました。
Haiku4.5とSonnet4.5についてはサポートからの回答を待っている状況です。
さいごに
Haiku4.5とSonnet4.5の対応可否が不明ですが、サポート回答に時間がかかりそうな気がしたこと、前回Part2の内容が正確でなかったことから(関係あるかどうか不明なエラーも相まって何が正解かよくわかりませんが)、とりあえず本記事を書くことにしました。
弊社では一緒に働く仲間を募集中です!
現在、様々な職種を募集しております。
カジュアル面談も可能ですので、ご連絡お待ちしております!
募集内容等詳細は、是非採用サイトをご確認ください。






