🚀 Google新AIエディタ「Antigravity」で、社員管理システムを丸ごと投げたら4分で完成した話
Googleが発表した話題のAIエディタ 「Antigravity」。
「プロンプト一発でプロジェクトが完成する」という触れ込みに半信半疑で、
試しに “社員管理システム(部署リレーション付き)” という、そこそこ面倒な要件を丸っと投げてみました。
結論:4分で完成しました。
しかも、
- DB設計(FK含む)
- Seederによるダミーデータ投入
- Blade + Tailwind CSS によるUI
- Eager Loading対応
- ルーティング・コントローラ・ビュー・ファクトリ・モデル・マイグレーション
まで “全部” です。
この記事では、その全貌をエビデンス付きで紹介します。
① 衝撃の4分:プロンプト → 完成までの流れ
Antigravity に投げたのは 1つのプロンプト。
すると AI は即座にタスク分解を始め、
人間エンジニアと同じ順番で自律的に作業を開始しました。
- プロジェクト初期化
- Migration(FKを考慮した順序)
- Model & Relation 定義
- Controller / Route
- Blade / Tailwind UI
- Seed 生成
順序が完璧すぎて、正直震えました。
② 投げた「一撃プロンプト」全文(コピペOK)
以下が実際にAntigravityへ投げたプロンプトです。
初心者がつまずくポイントをあえて盛り込んでいます。
# 役割
あなたは熟練したシニアLaravelエンジニアです。
# 目的
Laravel 11, Blade, SQLiteを使用して、部署管理機能を含む「社員情報管理システム」をゼロから構築してください。
# 技術スタック
- Framework: Laravel 11
- Database: SQLite
- Frontend: Blade + Tailwind CSS(CDN可)
# DB設計
departments:
id, name(unique), timestamps
employees:
id, employee_id(unique), name, email(unique), department_id(FK), hired_at(date), timestamps
# 機能要件
1. 共通レイアウト(ヘッダー・ナビ・フッター)
2. 部署管理(CRUD / 参照制約付き削除NG)
3. 社員管理(CRUD / 部署名表示 / Eager LoadingでN+1回避 / ページネーション)
4. セレクトボックスで部署選択
5. バリデーション
6. Seed:部署5つ、社員50名ランダム
# 実装指示
Model / Migration / Factory / Seeder / Resource Controller / Route / View を全て作成。
`php artisan migrate:fresh --seed` 一発で動くように。
UI は Tailwind でモダンに。
③ Antigravityの自律的な動きがヤバい
Antigravityは、プロンプトを解析した後すぐに、
「やるべき作業」→「実行順序」 を自分で組み立てて進め始めます。
- Migrationの順序は「部署 → 社員」
- 外部キー制約を考慮した正しい依存構造
- Seederも部署→社員の順で作成
- Controllerには
with('department')が自然に入る
「いや人間じゃん…」というレベルで自然な手順です。
④ わずか数分後:全タスク完了ログ
特に良かった部分:
Department has many EmployeeEmployee belongs to Department- Seederも正しい順序で実行
- UI生成はTailwindが適用済み
ログだけ見ると、
「シニアエンジニアが黙々と作った直後」 にしか見えません。
⑤ 動作確認:完成した社員管理システム
php artisan serve を叩くと、もう動いていました。
💡 ここがすごい
- Tailwindのシンプルで業務アプリっぽいデザイン
- 部署名がバッジ表示(JOINまたはEager Loadが効いてる)
- 50名のダミー社員が綺麗に登録済み
- ページネーションも設定済み
本当に 「プロンプト → 完成」 の流れです。
⑥ 技術的に見て「なぜここまで成功したか?」
いくつかポイントがありました。
■ ① Migrationの順序を正確に理解
SQLiteはFK絡みで失敗しやすいですが、
departments → employees の順で生成されていました。
■ ② Eager Loading(with)を自動で入れてくる
N+1問題を明示的に回避している点は驚異的。
■ ③ Tailwind CDN版を選択
開発スピード優先の合理的判断。
npm一切不要でそのまま動作。
■ ④ Seederが本番運用にも耐えうる作り
部署→社員の順序が“自然すぎる”。
⑦ 4分開発時代:まとめ
今回改めて感じたのは、
「AIが実装する」から「AIがプロジェクトを完成させる」へ進化したこと。
- プロトタイプ作成
- 仕様確認用の簡易アプリ
- API・CRUDの土台構築
- 研修用ハンズオン資料
こういった用途は、今後“人間が書く必要”がどんどん薄れそうです。
🚀 最後に:あなたならAntigravityに何を作らせますか?
僕は次に ワークフロー管理システム を丸投げする予定です。
「たった4分でシステムが生まれる」この体験、ぜひ味わってみてください。


