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バイブコーディングで始める現場DXとAI開発の融合

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🔧 はじめに

最近、「AIがプログラムを書く時代」と言われます。
でも本当に必要なのは、“AIに何を作らせるかを理解できる人”。

僕は電気・計装エンジニアとして長年現場を経験してきました。
そして今、「バイブコーディング(感覚で組む開発)」を通して、
現場とAIをつなぐ新しい開発スタイルを模索しています。


💡 バイブコーディングとは

バイブコーディングとは、
**「コードを書くというより、仕組みを感じ取るように作る」**こと。

たとえば僕が最近作ったのは、
Googleフォーム × スプレッドシート × Excel VBAを組み合わせた
勤怠管理システムです。

誰でもスマホから入力できて、
1日1回自動でフォームが届く。
事務担当はボタン1つで、全員分のエクセル日報が自動更新される――
たったそれだけの仕組みで、手書き文化の現場が一気にDX化します。


⚙️ 構成の全体イメージ

入力:Googleフォーム(スマホ対応)

データ格納:スプレッドシート

自動処理:Apps Script(GAS)

連携出力:Excel VBAマクロ

これらをAPIや外部ツールに頼らず、
完全に無料の仕組みで構築しています。

✴️ たとえば、GAS側の一部抜粋

function sendFormMail() {
const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getSheetByName("シート1");
const lastRow = sheet.getLastRow();
for (let i = 2; i <= lastRow; i++) {
const name = sheet.getRange(i, 2).getValue();
const url = sheet.getRange(i, 3).getValue();
const email = sheet.getRange(i, 4).getValue();
if (!email || !url) continue;
const subject = 【作業日報入力のお願い】${name}さんへ;
const body = ${name}さん\n\n以下のリンクから作業日報を入力してください。\n${url};
MailApp.sendEmail(email, subject, body);
}
}

たったこれだけで、
社員ごとに異なるフォームURLを自動配信するシステムが完成します。


🧩 そしてExcel側では…

受け取ったデータを、自動で個人ブックに反映させます。
現場では「同じフォーマットを毎月更新してる」ケースが多いですが、
VBAで名前や日付を紐づければ、
その人の勤怠ファイルが自動でアップデートされる仕組みになります。


⚙️ “コードを完璧に理解しなくても”動かせる時代

正直、僕も最初は全部理解していたわけではありません。
でも、コードの中身を“感じ取る”ようにいじっているうちに、
「どこを変えればどう動くか」が自然に分かるようになりました。

それがバイブコーディングの核心です。
理屈よりも、動かして、見て、掴む。


🚀 バイブコーディングが変える現場DX

この手法のすごいところは、技術の敷居を下げること。
コードを完全に理解していなくても、
「動く仕組みを感覚で作れる」人が急速に増えています。

現場でよくある悩み――

「エクセル文化が根強くてDX化できない」
「現場の人がIT苦手でツールを嫌がる」

そんな場所こそ、バイブコーディングが輝きます。
既存のExcelを壊さず、自然に自動化を“しみこませる”のです。


💬 まとめ:AIは相棒、現場はステージ

AIがコードを書くようになっても、
「どんな仕組みを作るか」を決めるのは人間です。

現場を理解し、
問題を整理し、
AIに“こう作って”と伝えられる人。

それがこれからのエンジニア像だと思います。


🤝 最後に

僕自身、まだ学びの途中ですが、
「バイブコーディング」「現場DX」「自動化」に興味がある方がいれば、
できる範囲で相談に乗ります。

現場の業務を変えたい、効率化したい、
そんな方は気軽に声をかけてください。
同じように試行錯誤している仲間と話せるのが、一番の刺激です。


📘 執筆:へたれ
電気・計装エンジニア/現場DX実践者
YouTube:へたれChannel

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