【第40章】VPN遅延切り分け|ヘルプデスクの“次の一手”
こんにちは、 HelpdeskTimesの辻つばさ です💼
今回は、 VPN接続が遅い/不安定なときの原因切り分け方法 を解説します。
🌐 VPN遅延の主な原因
- 利用者側のネットワーク帯域不足
- 拠点間回線やISPの混雑
- VPNサーバの負荷
- 暗号化方式や設定の不整合
🛠️ 切り分けステップ
① ローカル環境確認
- 有線/無線切り替えで速度比較
- 他サービス(動画・ファイルDL)でも遅延が出るか確認
② VPNサーバ負荷確認
- 同時接続数やCPU負荷をモニタリング
- 別サーバ・別拠点VPNでの速度比較
③ ネットワーク経路確認
- traceroute / tracertで遅延箇所を特定
- 特定ノードでのPing遅延やパケットロスを確認
💡 改善策
- 利用時間の分散 (業務ピーク回避)
- 暗号化方式の見直し (AES256 → AES128など負荷軽減)
- **QoS設定による優先度付け ** 4.VPNクライアント更新
📝 ユーザー案内テンプレ
【VPN遅延時のセルフチェック】
1. 他アプリやWebの速度は正常か?
2. Wi-Fiから有線LANに切り替えて改善するか?
3. 他のVPNサーバに接続して速度比較
改善しない場合は、結果をヘルプデスクまでご連絡ください
🧠 つばさメモ:遅延原因は“一箇所”とは限らない
VPNの遅さは、ユーザー側・回線経路・サーバ負荷など 複数要因が重なって発生 することが多いです。
切り分けの順番を決めて、最短ルートで原因を絞り込みましょう。
📌 次回予告
次章は
👉 「クラウド障害時の代替提案」 ** 業務が止まらないようにするクラウドサービス障害時の即対応策** を解説します☁️